生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像 (ブルーバックス)
- 講談社 (2017年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065020104
感想・レビュー・書評
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【配架場所】 図・3F文庫・新書 ブルーバックス 2010
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/420037詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020年11月新着図書
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面白いと思うが、難しくてかなり飛ばし読み。巨大ウィルスの発見から。
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タイトルの通り、ウイルスが生物の進化にどのように関与してきたかということを、筆者の考えを中心に述べてあった。筆者も述べている通り、内容の多くが仮説であったが、その仮説が非常に面白かった。というより、ここまで生物とウイルスの関わりが深かったのか、と驚きを隠せなかった。ウイルスが感染した細胞性生物の中で作り上げる様々な構造と、我々の体を作っている細胞との間にここまでの類似性があることに驚いたと同時に、本書で述べられている仮説は仮説ではなく、事実なのではないかと一人で勝手に興奮してしまっていた。もしかしたら未来の教科書に、本書の内容が載るのではないかと思った。そうなったら本当に面白い。
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(特集:「感染症」)
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信州大学の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB2345526X
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自分にはまだ少し難しかったようです…
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巨大ウィルスの存在など、知らない情報が多くて勉強になった。くだけた文筆に賛否あるかもしれないが、説明もうまいし読みやすくて良いかと思う
紹介されている仮説についても、辻褄を合わせた内容に留まっている部分もあるが、今後発展が期待される。
ウィルスは生物ではないとする現在の定義こそ、古いし偏屈的で、見直されるべき。
遺伝子の水平移動をふまえると、ウィルスが細胞生物の進化に寄与しているのは常識化しているが、より生命の起源に近い存在だととらえるのは飛躍が著しいとまでは言えない。細胞核やDNA、免疫システムなど、様々な革新の形成に関与している可能性が高い。ウィルス粒子を生殖細胞と対比する見方も面白かった