金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(2) (講談社コミックス)
- 講談社 (2018年2月16日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065112397
作品紹介・あらすじ
やめろ金田一! みんなの前で俺のトリック暴かないでくれ…!! SNSで大反響! 金田一少年に謎を全て解かれた”犯人視点”スピンオフ!
艱難辛苦を乗り越えて、殺人劇の幕は上がる…!! …けれどもやっぱりそこには“金田一”がいる…!! SNSで話題沸騰! 謎をすべて解く名探偵が脇役の“犯人視点”スピンオフ! 第2巻は、雪夜叉伝説殺人事件、タロット山荘殺人事件、悲恋湖伝説殺人事件、そして描き下ろしの「おまけ」もタップリ収録!!
感想・レビュー・書評
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金田一くんシリーズを読んでいた人なら(もしかしたら読んでいない人でも)、クスリと笑えるはず。
荒唐無稽なトリックを努力と根性で可能にする犯人たちの頑張りと(演技力と)、それを無にする悪魔のような金田一くん。
なぜか犯人を応援したくなる不謹慎な漫画でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただひたすらに、懐かしい。
元ネタを読んでた時から思ってたネタもたくさん(女性一人で氷橋を作るのはかなりきついだろうとか)あるけど、風車に死体括り付けるのはきつい、とかミステリ読みなれてると流してしまう細かい部分にまで突っ込みがいき渡っているのが良い。 -
金田一ファンが何度も読み直したであろう、悲恋湖伝説殺人事件が入ってる…!!
読者からも大人気で他者にオススメすることも多いこの話を…この話を…船津先生は…とても愛しく犯人目線で書いてくれてる…!!!
遠野のクソ真面目な感じが最高。なんてこった!天才だ!
あとこの巻では明智がすごく踊るし金田一はいつも不死身です。最高~!!! -
料理に逃げないスピンオフの続刊。
今日のミステリ2本目。ミステリ?
今回は汚い裸体とかは無かったけど、相変わらずのネタっぷりで、おもしろかった。
遠野のSK推しは結構良かった。 -
うおおおお氷橋いいいいいうおおおおおおおおお
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2巻 元も子もない発言だけど金田一を殺すしかアリバイ成立できないってのは本当にそうだと感じた。 二親等のくせに!!笑笑
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めっちゃすき。
子供の頃は何となくそんなトリックで犯行を行なったのか〜と思ってたけど、犯人視点で見ると体力使うし結構一か八かの運任せなところもあって復讐も楽じゃないなと思った。そんなトリックをあっさり再現しちゃう金田一恐るべし。 -
犯人あの世への逃げられ率が高すぎる
金田一少年の事件簿スピンオフ第2弾。
今回は私の好きだった
雪夜叉、タロット山荘に悲恋湖…
ああ…裏でこんなに頑張ってたんだね
犯人の皆々様(泣)
雪夜叉での明智警視のダメダメっぷりが
今となっては別人物のようですな!
あと、どの犯人も
トリックを実行するために
もンのすごく肉体労働しています。
完全犯罪を目論むには
頭脳だけじゃなくて体力もいるのね。
それにしても、どの事件も
オリジナル読んだ時は結構
復讐の動機が解明されたとき
悲哀に心打たれたはずなのに(笑)
この作者さんの絵柄って
もちろんオリジナルに似せてるけど
犯人の心の声のシーンとか
なんかちょっとかわいいのよね…。
そこも悪気なく楽しめてしまう
ポイントかもしれませんわ。 -
今回も難関なトリックへ挑む犯人たちの努力に笑ってしまった。極寒の中で氷の橋を一人で作るとか、死体を風車に一人でくくるとか、トリックとしての見栄えはいいんだけど、めちゃくちゃ大変だったんだ…ってなる。体力も演技力も頭の回転の速さも必要とか、犯人に要求されるスペックって高すぎる。まあ何よりも必要なのは運で、金田一が来てしまった時点でみんな運はなかった(笑)
「明石を…雪ダルマに…イン…!」
「俺…風車に中年男性くくりつけるの初めてだから…!」
「殴って雪山にポイ…!」
「トリックに…近道なし…!」
などなど台詞のセンスも好き。悲恋湖伝説殺人事件でのS・K推しも最高。イニシャルだったところから、ここまで応用きかせられるなんて思わなかった。イメージ映像を描くところでも、明智が踊るところが展開の盛り上がりとも合っていて笑った!1巻の勢いのまま、しっかり面白く仕上がっていてよかった。