アンネ・フランク (講談社 火の鳥伝記文庫)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065127070

作品紹介・あらすじ

第二次世界大戦前・戦中、ヨーロッパの多くの地域では、ナチス・ドイツにより、ユダヤ人への激しい迫害が行われました。アンネ・フランクは1929年にドイツに生まれたユダヤ人の少女です。ナチスの手から逃れるため、家族は2年にわたりオランダでの隠れ家生活を耐えますが、やがて強制収容所に送られてしまいます。アンネは収容先で衰弱し、15歳の命を終えます。アンネが収容所に送られる前の隠れ家での生活や、心の葛藤を書きづづった「アンネの日記」は、やがて、家族で一人だけ生還した父のオットー・フランクによって出版されました。この貴重な記録と、信頼性の高い資料をもとに、今回の伝記を新しく刊行します。ユダヤ人差別はなぜ起きたのかについても、作品の中でわかりやすく説明しています。

*巻末に人物伝つき
*小学上級から 
*すべての漢字にふりがなつき

感想・レビュー・書評

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  • 聖書の次に売れたという彼女の日記をきちんと読んだ事が無いのを思い出し、児童書なら読みやすいかと図書館でふと目に止まったので借りてみた。

    児童書なのでかなり表現は抑えてあるけれど、それでも存分に伝わるホロコーストの恐ろしさ。

    こんな命懸けの伝記が残っているというのに、なぜ人は誤ちを繰り返すのか…。
    と、読み終えた後思わず天を仰いでしまいました。

  • ヨーロッパの歴史や戦争の残酷で無残な事をアンネ フランクの日記から大まかに説明された一冊。 
    本編を読みたくなりました。

  • 大人の私が、小学5年生に勧められて読みました。
    歴史をちゃんと知ることは大人の義務であること。
    そして、ただ知るだけでなく、自分の中で刻み、自分なりの正義とか、身近な平和とか人権をちゃんと考えること。
    改めて、その大切さを教えられました。

    子ども向けに易しく編集されているのでもちろん事実はもっと厳しいものだとは思うけれど、歴史を復習とか知る上では、児童書を入口にするのもいいかもしれないと思った。

    アンネの日記も読んでみよう。

  • 改めてユダヤ人の過酷な生活が戦争であったのだと感じた。でもアンネはとても強く、日記を大事にしていて死んでしまった時にはとても虚しかった。このような日記があることで迫害のひどさを後世に物語ってくれていると思う

  • アンネの日記は、ホロコースト当事者の日記だから暗いだろう…。読むべきだとは思うけど、気が重いなぁ。とずっと避けてきました。
    しかし、この本をパラパラ読んでいるうちに夢中になって読んでしまいました。
    アンネのたくましさや可愛らしさがよく伝わってきたし、なぜユダヤ人が迫害されたのか、ヒトラーはなぜ熱狂的な支持を受けたのか、なども丁寧に書かれていて、とても分かりやすかった。
    あとがきの「アンネの日記は、ある意味で、とても面白い本です」というのに大いに納得した。エネルギーと文才にあふれたアンネが作家になっていたら、さぞ面白い物語を書いたのだろうなぁ。

    『アンネの日記』も読んでみたい。

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著者プロフィール

青山学院大学フランス文学科卒。著書に『やさしく読めるビジュアル伝記10巻 ルイ・ブライユ』(Gakken)など。訳書に『10歳までに読みたい世界名作7巻 小公女セーラ』『10歳までに読みたい世界名作29巻 レ・ミゼラブル ああ無情』(いずれもGakken)ほか多数。

「2022年 『雪の女王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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