- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065130308
作品紹介・あらすじ
海野つなみ氏が漫画の原作に初挑戦し、人気漫画家10人(栗原まもる氏、ひうらさとる氏、飛鳥あると氏、樋口橘氏、小原愼司氏、上田倫子氏、TONO氏、なかはら・ももた氏、おかざき真里氏、柘植文氏)が描いた注目作! シリーズ共通のテーマは「世界の終末」。オムニバスでそれぞれが描く「終末」とは!?
海野つなみ氏が漫画の原作に初挑戦し、人気漫画家10人が描いた注目作! シリーズ共通のテーマは「世界の終末」。オムニバスでそれぞれが描く「終末」とは!?
感想・レビュー・書評
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もし、世界が終わる日が来たとしたら、わたしはどうしているのだろう。
どこで、誰といて、何をし、何を思っているのだろう。
ドラマも社会現象となった大ヒット漫画、通称『逃げ恥』の海野つなみさんが原案を担当し、交流のある漫画家10人に‘あてがき’。【世界の終わり】をテーマにしたアンソロジー。
各漫画家さんのリクエストを元に海野さんがネームまでを描いたそうだ。
栗原まもるさんの『女神のよりしろ』は重いお話ながら、可愛らしい絵と希望の見えるラストが清々しい。
ひうらさとるさんの『Fly me to the moon』は「16ページほとんどベッドシーン」(海野さん)という異色作。
飛鳥あるとさんの『リップ・ヴァン・ウィンクル』はシブいハリウッド映画のよう。
『空降(カラフル)』の樋口橘さんのリクエストは「ときめき、痛み、かわいい、せつない、歪み、倒錯的なもの、ヴァンパイア、天才、、、」(海野さん)。
小原慎司さん(漫画)岩永尚子さん(監修)の『聖地巡礼』はインドネシアの少女が主人公。青春☆
上田倫子さんの『幸福な王妃』はアジアンチックな雰囲気。時代物の韓流ドラマのよう。
TOMOさんの『老嬢の一日』は日本が舞台。素朴な絵が『この世界の片隅に』を思い出した。
なかはら・ももたさんの『スピリチュアル』は南米・ボリビアをモデル国とした少年呪医と青年学者の出会いのお話。
おかざき真里さんの『村で一番の美女』は華やかで情熱的なおかざきさんの絵にピッタリの作品。おかざきさんは「感情の放出」が描きたいとリクエストしたそうだ。
柘植文さんの『さよなら人類』は、ほのぼの~としつつも俗っぽい。でもラストはニーチェの言葉で締める(笑)
この作品は最後に読んだ方が楽しめるかも。
おまけに海野つなみと10人の漫画家座談会付き。
ー「だけど ねえ わたしたち ちゃんと生きたわ」『村で一番の美女』
果たして自分は【その日】に「ちゃんと生きたわ」と、思えるだろうか。
読みごたえのあるアンソロジーだった。 -
「世界の終わり」を共通テーマに、海野つなみ原作ネームを
10人の作家がマンガにするという今までにない企画本。
ほとんどの話が16ページの1話完結。
各作家さんからのリクエストを盛り込んだ
テイストの違う読み応えのある話を10話生み出す
海野つなみさんの作家としての力量は圧巻。
同じ人が描いたネームが
こんなにも個性豊かな作品になる面白さ。
巻末の座談会がまた面白い。
「世界が終わる」からこそ「どう生きるか」が際立つ。
なんだかんだ感情を揺さぶられた果てに読んだ
10話目に和んだ。 -
全部海野先生が各漫画家さんに当て書きした「世界の終末」をテーマにした原作ネームを基に描かれた作品。ジャンル幅広いな。カバー裏のネームと各作品との違いを見るのも楽しい。「幸福な王妃」の王妃と従者の恋、好きだわ。「スピリチュアル」の続きが読めるの楽しみ。
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紙の本も欲しくて買ってしまいました!!
海野つなみ先生の向こうに【藤子・F・不二雄先生】の大人マンガを感じるのは俺だけなのか?
ぜひぜひ、お読みください。
漫画アンソロジーは初めてだったのですが、面白かったです。
面白かったと...
ぜひぜひ、お読みください。
漫画アンソロジーは初めてだったのですが、面白かったです。
面白かったといえばmyjstyleさんの『イコライザー』のレビューも。鋭いツッコミに思わず噴き出しました。