猫が西向きゃ(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065145401

作品紹介・あらすじ

漆原友紀(『蟲師』『水域』)の最新タイトルは、”フロー”と呼ばれる奇妙な自然現象を処理するフロー業者・ヒロタと、アルバイトの智万ちゃん(見ため12歳、実年齢35歳)、そして”しゃちょう”(猫)が贈るストレンジなお仕事活劇! 三叉路が七叉路に増殖してたり、物体のカドがぜんぶ丸くなってたり、鏡の中に鏡反転の世界が生まれてたり。そんな変な光景を見かけたら、それは”フロー”。自然もときどき間違えるのだ。

感想・レビュー・書評

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  • んああぁぁぁぁぁ この世界に行きたい。
    猫の楽園に迷い込んで、いっそ帰ってこれなくてもいい。

    ヒロタさんはギンコさんの末裔かな笑

    蟲のいるあの日本の現代を見ているよう。

    しゃちょーがかわいいね。きんたまみたいな口元がかわいい。
    あーかわいい。
    猫ならそりゃわかるよねフローのひとつやふたつ。

    この世界はどうしようもなくさみしいけれど、ひょっとしたら優しくないこともないのかもしれない。

    漆原友紀の作品を読むといつもそんなふうに思う。
    そんなふうに感じられることが、ちょっとだけ嬉しくて、ちょっとだけ安心する。
    猫のかわいいきんたまみたいな口元みたいに、ちょっとだけ口角が上がる。

  • 「フロー」の発生で大なり小なり困った事があっても広田さんは「元に戻るまで周り道」なんて言い方をしたりする。独特のゆったりした時間が流れる系SF?マンガでどこか癒される。

    現代の萌え風景マンガ、という言い回しが言い得て妙

  • 猫がでてくる漫画。

    蟲師のような雰囲気もあり、好きなシリーズになりそう。

    • やまさん
      おはようございます。
      きょうは、快晴です。
      体に気を付けていい日にしたいと思います。
      やま
      おはようございます。
      きょうは、快晴です。
      体に気を付けていい日にしたいと思います。
      やま
      2019/11/16
    • AYUMUさん
      やまさん
      今日はいい日になりましたでしょうか。体に気をつけて、今日という日をいい日にしようとする気持ち。生きるのに大事だなと思いました。素敵...
      やまさん
      今日はいい日になりましたでしょうか。体に気をつけて、今日という日をいい日にしようとする気持ち。生きるのに大事だなと思いました。素敵なコメントありがとうございました。
      2019/11/16
  • 何らかの原因で空間が揺らぎ変貌する現象「フロー」。
    人が風景に心を動かされるように、
    風景も人の想いに動かされて姿を変える。
    変わってしまった風景は異様なものだけれど、
    その原因となった人にとっては心地よいものだったり。
    だから、いつかは元に戻ってしまうことに
    少しもの寂しさを感じたりもします。
    ゆるやかにフローに向き合う主人公たちと、
    ゆるやかに流れていく時間。優しい風景。
    何だか懐かしく、ゆったりした気持ちになるお話です。
    でも、解決を必要とする問題も…どうなっていくのかな?

  • やっぱりこの漫画家さんの漫画は独特の空気を感じるお話ですごく好きだなあ……。
    些細な気持ちから起こるフロー。人らしい思いと姿にほっこりさせられる。続き楽しみだなあ

  • 面白い

  • ■書名

    書名:猫が西向きゃ(1)
    著者:漆原 友紀

    ■概要

    漆原友紀(『蟲師』『水域』)の最新タイトルは、”フロー”と呼ばれる奇妙な
    自然現象を処理するフロー業者・ヒロタと、アルバイトの智万ちゃん(見ため12歳、実年齢35歳)、
    そして”しゃちょう”(猫)が贈るストレンジなお仕事活劇! 三叉路が七叉路に増殖してたり、
    物体のカドがぜんぶ丸くなってたり、鏡の中に鏡反転の世界が生まれてたり。
    そんな変な光景を見かけたら、それは”フロー”。自然もときどき間違えるのだ。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■気になった点

    フローという不思議な現象が原因で起きる事件をかけいつしていく物語です。
    現代版+劣化版蟲師かな?
    蟲が起こしていた現象を、今回はフローが起こしているという感じ。
    ただし、蟲は誰が何をしているかわかっていたけど、このフローは自然現象と
    なっているから、より何でもありになってしまっている。
    そのため、なんか事件がしらける・・・・

    これなら、蟲師を新しく描いてほしかった・・・・
    正直な感想はこれですね。
    いずれ、社長がしゃべるようになりそう。(昔人間だったとか、フローの影響とかなんとかで。)
    これでもいいけど、根本があまりに蟲師と似すぎていて、蟲師を比べてしまう・・・

    とりあえず、2巻以降も読んでみてですかね。

  • この漫画すきだ。
    生きて家族には会えないて決定した時の描写が絶望的でちょっと泣けてしまった。
    オチはまあペットも家族ですが。

  • しゃちょうにヤラれる現代版おとぎ話!!面白い!!

  • 漆原友紀の新作。本人曰く、現代もの風景まんがだそうですよ。
    そういわれると、蟲師も風景に圧される場面多かった気がします。あちらは、失われてしまったかつての、といった趣が強かったと思いますが。和洋混在している社会様式なのも、そのせいか。

    今回は、失われつつある風景、といったところでしょうか。

    いや、現代もの風景まんが、じゃなくて。
    じゃあ、何か?といわれると困るのですが。

    郷愁かなあ。読み手の心に染みついた一点を衝いてくるまんがです。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1998年冬のコンテストにて四季大賞を受賞した短編を連作化した『蟲師』でデビュー。同作は第30回講談社漫画賞一般部門を受賞した。他に『フィラメント ~漆原友紀作品集~』『水域』がある。「アフタヌーン」2018年6月号より『猫が西向きゃ』連載開始。


「2021年 『猫が西向きゃ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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