ブラッド・ブレイン1 闇探偵の降臨 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
3.58
  • (3)
  • (7)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 95
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065149911

作品紹介・あらすじ

ある母娘を脅かす「悪魔の声」。その正体と目的は?警視庁捜査一課の刑事・百成完から相談を受けた「闇の探偵」月澤凌士は、たちどころにその謎を解き明かす。だが、それは複雑怪奇な連鎖殺人の序章でしかなかった。完璧なアリバイを支えるトリックと、犯罪の恐るべき全貌を月澤は見破れるか? そして月澤自身に隠された最凶の秘密とは? 本格ミステリー界を揺さぶる強烈な名探偵登場! シリーズ第1弾!!


ある母娘を脅かす「悪魔の声」。その正体と目的は?警視庁捜査一課の刑事・百成完から相談を受けた「闇の探偵」月澤凌士は、たちどころにその謎を解き明かす。だが、それは複雑怪奇な連鎖殺人の序章でしかなかった。完璧なアリバイを支えるトリックと、犯罪の恐るべき全貌を月澤は見破れるか? そして月澤自身に隠された最凶の秘密とは? 本格ミステリー界を揺さぶる強烈な名探偵登場! シリーズ第1弾!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 脳科学医療刑務所という施設が、
    他の小説を思い出しました。
    犯罪者が、探偵役をするというところがよく似てます。

    この小説どんでん返しばかりでしたね。
    あの人達が犯人かと思えば、違う人だと
    てっきりなるほどと思ってたら
    またもや、違う
    なかなか、面白かった。
    どんでん返しのどんでん返し。

  • 続編が出てこの巻も加筆・改稿されたというので改稿版を再読。読む前は忘れていたが、読み出したらどんどん思い出した。
    再読でもやはりトリックが緻密すぎる印象。

  • ハニバル・レクター的な殺人鬼探偵が、殺人鬼の脳を研究するために造られた施設内の豪華な独房から、ワイン片手に謎を解くシリーズの一作目。この作者にしては外連味が少ないトリックで、あまりにご都合主義なところはご愛敬としても、ミステリとして薄味な印象。最後にとってつけたように現れる真犯人像も収まりが良くない。この犯人も次作への伏線という感じだし、探偵役の月澤に関しても、そもそも彼は殺人者なのか、というレベルで謎を残している。シリーズが完結するまで評価は保留にした方が良いのかも知れない。

  • 警視庁捜査一課の百成完(ももなりかん)は、確定死刑囚を収監した陸の孤島、脳科学医療刑務所を訪れた。そこにはホテルのスイートルームのような独房が一つだけあり、快適に過ごす囚人がいた。未解決事件を次々に解決し「闇探偵」と呼ばれる月澤凌士その人だ。百成は月澤に団地の二階の天井から聞こえてくる奇妙な声の謎を解いてほしいと依頼する。それは連鎖する怪奇事件の序章だった。

  • 小島正樹さんの「闇探偵シリーズ」の1作目。面白かったです。

  • 『娯楽』★★★☆☆ 6
    【詩情】★★☆☆☆ 6
    【整合】★★☆☆☆ 6
    『意外』★★☆☆☆ 4
    「人物」★★☆☆☆ 2
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★☆☆ 3
    【尖鋭】★★★☆☆ 9
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★☆☆☆ 4

    《総合》49 E+

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著により『天に還る舟』(南雲堂)を上梓。2008年、『十三回忌』(原書房)で単独デビューを果たす。2015年、『扼殺のロンド』(双葉社)で第6回「駅の中の本屋さんが選んだエキナカ書店大賞」を受賞。スケールの大きなトリックと、どんでん返しを得意とする。趣味はリバーカヤックと散歩。ビールが大好物!主な著書に『怨み籠の密室』(双葉社)、『ブラッド・ブレイン1~3』(講談社)、『モノクローム・レクイエム』(徳間書店)、『愚者の決断——浜中刑事の杞憂』(南雲堂)など。

「2022年 『仮面の復讐者 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小島正樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×