将棋の渡辺くん(4) (ワイドKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 139
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065152997

作品紹介・あらすじ

将棋棋士は人類の代表! 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう? 何を食べて、何時間寝ているんだろう?勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!


棋士の真実を暴く、衝撃的ゆるゆるエッセイ! 千駄ヶ谷近辺で絶賛の嵐! 圧倒的なリアリティ! だって、ぜんぶ、ホントの話だもの。巻末には、無類の将棋好き声優・岡本信彦さんと渡辺夫妻の鼎談を収録。永久保存版、渡辺くんと岡本さんの対局実戦棋譜つき。

感想・レビュー・書評

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  • 将棋のプチ情報が知れて面白い。
    今回は「対局後の駒の片付け方」ネタがあった。
    以前、対局前の駒の並べ方を知ったが、それでは片付け方は?とは考えなかった。
    ばらしちゃってるけど、渡辺名人の「駒の片付け方」はテキトー。

    将棋の反則のネタも良かった。
    プロでもときどきやってしまう反則は?と聞かれれば「二歩」と答えられる。
    2番目に多い反則は?となるともうわからない。
    答えは「二手指し」のようだ。
    これは、相手の手番なのに誤って指してしまう反則なのだが、後手が一手目を先に指してしまうこともたまにあるらしい。
    将棋の反則はきちんと覚えていなかったので、今回このマンガをきっかけに調べてみて勉強になった。

    羽生善治さんが将棋のタイトルを独占して7冠になったことは皆さんご存じだろうが、2018年に叡王(えいおう)というタイトルができた。
    そして2018年は、8大タイトルを8人が1つずつ保持することになったという将棋の歴史も学べた。
    たいてい誰かが2冠以上持っていて、1冠ずつ分け合うのは31年ぶりのことだった。
    ちなみに、2022年7月18日現在のタイトルホルダーは以下のとおり。
    (渡辺くん、頑張っている)

    竜王 藤井聡太
    名人 渡辺明
    王位 藤井聡太
    王座 永瀬拓矢
    棋王 渡辺明
    王将 藤井聡太
    棋聖 藤井聡太
    叡王 藤井聡太

    既に4巻目に突入しているわけだが、将棋にこだわっているとネタ切れになる。
    使用中の蚊取り線香の消し方とか、将棋ネタでないものも沢山出てきた。
    5巻、6巻のネタが楽しみ。

  • ここ(第四巻)まで来ると、渡辺くんの将棋の話というより、渡辺・伊奈夫妻の交友関係の話が満載の作品、な気がして来る。『将棋界・将棋用語』を学校にたとえた回はイマイチだったけど…。でも、相変わらず面白い。

  • 先日、名人に就任した渡辺明氏の奥さんが作者ということで読んでみた。家庭や将棋界のユーモラスな話に混じって、渡辺氏が将棋に対する姿勢について語っているマンガもあり、学ぶこともしばしば。

  • 『泣き虫しょったんの奇跡』瀬川晶司五段の自伝 2018年映画化_メガホンを取ったのは豊田利晃監督_何と監督自身元奨励会! 将棋への憎しみが浄化された気がしました 主演松田龍平 一度篩にかけられて 岡本さんも唇を噛む緩手だった 自陣の安全性と相手玉に迫る手数を常に比較衡量する意識を持つことで

  • 宗桂関連の話など
    藤井登場なし

  • 勝負である以上勝ちがあって負けがある。勝ち負けの別がつくということは勝者がいて敗者がいる。もうそれはどうしようもない。強い棋士でも、どんなに勝率が高くても、絶対に負けないということはない。
    柔らかく日常の側から渡辺名人を中心に棋士たちを描いていても、どうしたって将棋の勝ち負けが絡んでくる。その時どきの心のありかた、始末のつけかたに美学を感じる。きっとご本人からすれば「美学」なんて表現にはならないのだろうが、でも読者として観る将として傍らで無責任にどうこう言う立場としては、その佇まいは美しさを感じるものだった。

    今回も面白く拝読した。
    声を上げて笑うところもあり、そして上記のような感慨に耽ることもあり。人生悲喜こもごも。

  • この前の日曜日(10/18)に渡辺名人の名人就位式が開催された。豊島前名人を倒した8/15の第6局から約2か月経っての式なので感動がやや薄れているのではないかと思うが、一番名誉ある称号なのでそれなりに緊張されたのではないか。
    まあ、式の前日の対局(10/17)では、豊島前名人に負けている、返り討ちにあっているので心中穏やかではない就位式かと思うが・・・
    そんな中、今日まで温めていた本誌を読み進めると、尚更ながら将棋の面白さが伝わってきた。ぬいぐるみの話がメインではあるが、途中に散りばめられている将棋の難しさは十分解る。
    今年の名人戦関連の話は第6巻に掲載されると思うが、発売は再来年なので、それまで楽しみに待つことにする。

  • 羽生さんの永世七冠と八大タイトルを八人で分け合うという珍しい出来事が収録されている巻。2020年5月2日現在では、四人のうち複数冠のタイトルホルダーが三人だから、すごかったんだよね(八大タイトル保持者署名扇子は買った)。将棋界を学校に喩えた話はわかりやすかった。宗桂も読まないと。カピバラお金がかかる子…

  • 戸辺七段のお父さんの話、もっと知りたい...

  • なんか別のマンガにでてたりして。人気?

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