- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065155387
作品紹介・あらすじ
名古屋のテレビ塔が爆破され、あのテロ組織がカジノの地下から犯行声明を出した。ルーレットゲームで、もし玉が黒い数字に止まったら更なる爆破が起きるという。「数学的に絶対に負けない」と豪語する敵・マーチンゲールを浜村渚はどう墜とすのか!? ほか「組み合わせ」や「レピュニット数」をテーマにした数学×キャラミス全4編。
感想・レビュー・書評
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いつもながらに、渚ちゃんが解説するとわかったような気にはなるけれど、やっぱり数学は難しい…
理系の人はそもそも脳みその作りが違うんだなぁとこのシリーズを読むたびに思う…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
解説で喜多さんが書いていますが、レピュニット数は私も知りませんでした。メインテーマはマーチンゲール法。つまりはカジノです。数学的に見ればギャンブルは確率ですが、確率的に考えるとギャンブルは楽しめない感じもしますね。
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正確に書くと星3.8。
確率とか、私が好きな数学が多く登場して楽しく読めた。
数学の楽しさを教えてくれる作品。 -
9さつめは男女の愛憎が絡む4作。レピュニット数という新たな数学知識が得られた。このシリーズ、奥が深い! 不等式の通分のやり方もすっかり忘れていたが、そこに事件を解くヒントがあったなんて……。「新宿恐竜大戦争」は、乗用型恐竜ロボット。『空想非化学大全』の記述を思い出してニンマリしながら読み進めた。PとC、懐かしい順列・組合せだ。特にCの計算方法を忘れているぞ。「恋人たちの赤と黒」は期待値。まんまとキューティーオイラーに逃げられて、この後の展開が一波乱ありそう。
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「1を並べよ、並べよ1を」
どれを選んでも同じ答。
冷静になり考えていくと種も仕掛けも分かるだろうが、所見で突然言われたら驚くだろう。
危険が及ぶと言っているのに、それでも聞かないのであれば言質をとり撤退してもいいのでは。
「私と彼氏の不等式」
犯人はほぼ決まりだが。
最後に見た場所から一切情報がないとなると、空白が多すぎて少し違和感が出てきそうだ。
偶然が重ならなければ、誰も気付かない場所で犯罪者として名を残し消えていたかもしれない。
「新宿恐竜大戦争」
暴れだす古代の生き物。
しっかりと管理していたうえでの出来事とはいえ、民間人が作るレベルを超えていないか。
データベースに情報が載っているのであれば、家族構成なども確認出来たのではないだろうか。
「恋人たちの赤と黒」
カジノで勝つ方法とは。
理論上では簡単に導き出される答えでも、実際にやり始めると沼に嵌っていくんだろうな。
自分の意見をはっきりと持たず、都合のいいように生きていると段々決めれなくなるのかもな。 -
今回登場するのは、レピュニット数、不等式、順列組み合わせ、マーチンゲール法です。レピュニット数(1111のようにすべての桁が1の自然数)とか、初めて知りました。
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面白かった