マージナル・オペレーション改 07 (星海社FICTIONS)

  • 星海社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065163160

作品紹介・あらすじ

ミャンマー政府は崩壊し、戦場と化したシャン州――。全力で攻勢に出る人民解放軍に対し、アラタは二〇式自動歩兵で対抗するが……。

感想・レビュー・書評

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  • ついに米中が本格的な戦争を始めてアラタは米軍と共同作戦を展開する、という7巻。

    ハード戦争物と俺ツエーが両立している奇跡的な作品で、相変わらずの快進撃が気持ちいいが、その陰で子供が死んでいる。
    子供が死ぬと主人公アラタは陰鬱になる。
    まめたん本格参入でさらに戦闘が面白い。面白いと思いながら読むと読者も辛いという、常に二律背反な小説ですが、とにかく筆力が高いところが一番好きだ。

    「子供たちを戦わせて、自分たちは後ろで待っていろというのか」
    「なるべく被害は減らしてみせますよ。言っちゃなんですが、僕のほうが子供を亡くしたとき悲しいので」

  • 戦争して領土を取り戻そう、とか言ってる馬鹿は、戦争の始め方や進め方以上に、終わらせ方についてお勉強しているのだろうか、と思いながら読んでた。

    まぁ、戦争を題材にしたラノベを愉しんでいる、のは、その馬鹿と立ち位置に大した違いはない、のかもしれませんが。

  • まめたん、始動。
    「子供たちの命よりは~」は完全同意なのだが、それはそれとしてまめたんかわいい派なので壊れると心が痛む。タチコマの影響もあるのだろう。フォルムが似ているもんで、どうしても重ねてしまう。

    どこの国も気軽に戦争を始めるわりに覚悟が足りないとは思うが、現実でもこんなものだろう。もちろん他人事のように語る自分も、どこかで同じことをしているのだろう。

    人間関係に関してはただただ「面倒くさい」。

  • マージナル・オペレーションシリーズの第16作です。とうとう日本製陸戦型ドローン「まめたん」を大量運用することになりました。無双状態です。犠牲を気にしない敵とは決して戦いたくないですね。まだ、無人戦闘ではありませんが、怖い怖い。「まめたん」から丸みをとったら怖いですよ、絶対。一人で扱えるドローンの量には制限が必要だよなー、自律型は怖いです。(2019年)

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著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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