ディズニー みんなが知らない奇妙な三姉妹の話 本当の結末 (講談社KK文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065163702

作品紹介・あらすじ

『みんなが知らない美女と野獣 なぜ王子は呪いをかけられたのか』『みんなが知らない白雪姫 なぜ女王は魔女になったのか』『みんなが知らないリトル・マーメイド 嫌われ者の海の魔女アースラ『みんなが知らない眠れる森の美女 カラスの子ども マレフィセント』『みんなが知らない塔の上のラプンツェル ゴーテル ママはいちばんの味方』

これまでのヴィランズ・シリーズのすべての話で、中心的な役割をはたしてきた謎の魔女、”奇妙な三姉妹”。

彼女たちは、白雪姫の継母に魔法の本を渡し、娘を殺すように唆した。アースラを滅ぼしたのも、この三つ子の魔女。マレフィセントを救いたい一心で、妖精たちに鏡の国へ送られたにもかかわらず、そこでも魔法の鏡でゴーテルの心を弄び、ゴーテルを破滅へと追いやってしまいました。

今回は、これまでの謎を紐解き、”奇妙な三姉妹”の真相がいよいよ語られます。三姉妹は一体誰から生まれ、どこからやって来て、なぜ強力な魔法が使え、なぜ白雪姫を憎み、なぜゴーテルが住む死者の森の境界線を軽々と超えることができたのか……。

そして、三姉妹の最愛の妹(本当は娘)のキルケと関係が決裂した今、キルケの心を取り戻すべく、三姉妹はグリムヒルデとマレフィセントを復活させてキルケから愛する人々をすべて引き離そうと企んでいるのです。

複雑に絡み合った母と娘の関係、あやふやになった善と悪の境目。”みんなが知らない”シリーズ、ついに、本当の意味での結末を迎える!?

感想・レビュー・書評

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  • この3姉妹は"みんなが知らないシリーズ"内でのオリジナルキャラクターなので、同シリーズの他作品を少なくとも2冊以上読んでからでないと意味がわからないと思う。(一番おすすめは、白雪姫、美女と野獣、リトルマーメイド、眠れる森の美女、塔の上のラプンツェルの5冊)

    私は白雪姫、美女と野獣、シンデレラを読んだ上でレビューすると、やはり他作品で終えた話が所々含まれるのでいくらか読み流した。
    落ちが中途半端で微妙だった。
    キルケが自殺するのは想定していたが、あいだの地で三姉妹と合流し、有耶無耶になるとは…

    冒頭の登場人物の紹介が超重要であるが、キルケは三姉妹の妹だと美女と野獣では言われていたのに、実は三姉妹の良いところを集めて作り出された者であった。そして白雪姫と親戚同士らしく、白雪姫はおとぎ話のゴーテルの章で"マネアの恋の物語"を読む。そこで三姉妹の出生の秘密を知る。

    マネアの母・ネスティスは死者の国のじょおうで腹黒い魔女であり、娘のマネアがいずれ強力な魔女を産むことを知っており、産まれたらその子を3人に分け(自身の血を加えることで力が弱くなることを抑え)、強力な3人の魔女を作ろうと考える。魔女を産むにあたって、人間の男と結ばれるであろうことで、強力な魔女を使い生者の国も支配しようと目論む。そして実際に魔女が産まれてまもなく実行しようとするが、マネアは先祖たちに相談して賛同を得つつ、母は人間の夫を人質にとり、赤子を要求する。マネアは夫に詫びながらそれを拒み…
    結局、夫は殺され、赤子は取られ、3人に分けられてしまった。

    夫が登場して当時のことを語ったり、なんやかんや真相が分かってくるとキルケは自分が死ねば解決すると思い自殺する。
    が、あいだの地に追放された三姉妹と共にあっさり復活させられ、仲直りし、4人でこれからどうしようかと相談しているところで終わる。

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