- Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065186947
作品紹介・あらすじ
担当編集・十丸院の怪しげな素行に、反社会組織との関りを疑う後藤先生とスタッフたち。連載打ち切り回避のために、十丸院の後をつけるが‥‥!? 危険度MAX、ドタバタ続きの第11巻! そして後藤先生の「隠し事」を追う姫ちゃんを描いた、本編8年後の「姫ちゃん高校生編」は、今回もフルカラー8P描き下ろし! 記憶喪失の後藤先生は元に戻る事が出来るのか‥‥!?
感想・レビュー・書評
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"隠し事は描く仕事でした"
漫画家であることを隠している父と娘の日常コメディ第十一巻。
物語も終わりが見えてきて、母の日やアニメ化ネタも織り交ぜつつ、全体的に区切りをにおわせる作り。伏線を回収にかかっているのを見ると、ちょっとしんみりしてしまう。
描き下ろしは記憶喪失になった可久士のストーリー。次の最終巻でどういうまとめを見せてくれるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父は、昏睡から目覚めたけれど。
結局、仕事好きなのね。
好きなことを仕事にできるって、やっぱり幸福なんだと思う。
で、父は、娘の幸福を一番にって願っているけれど、父が幸福じゃないと娘だって幸福になれない。
つか、お互いがお互いの幸せを願っているって、すごく幸福なことなのだと思う。
って、なんだか、全体的に何かを思いやる気持ちにあふれているなと思い始めた。
アニメ化のくだりとか、特に。
まぁ、???ってなるアニメ化も多々あるけれど、出発点はその作品への愛であることは間違いない。まぁ、その後いろんな事情とか欲とか、そういうのが混ざってきて、???ってなるんだろうけどね。
(某プロミスな永遠の国の最後つか、2期はどうしちゃったんでしょうねぇ。物語の根本からすかすかにしちゃってたけど。話の前半だけが秀逸だったって全力で言ってるようだったよ<汗)
ともあれ、一生懸命それに楽しく打ち込んでいるっていう姿は、尊いのである。 -
見開きが多かった気がする11巻(・∀・)
先生と千田ちゃんが尾行するエピソードで、姫ちゃんが危ない目に遭うかもと勘違いした先生が慌てて現場(自宅)にバイクで駆けつけるところが笑えたw
帰り道、千田ちゃんがアイドルは諦めてルポライターになろうかなって語るシーンが未来編に繋がっていくんですね。
母の日のエピソードで、姫ちゃんが自分がロク(犬)の母親だからロクが何かしてくれないかなって期待してる所が可愛らしいw
志治が自分の漫画描く時に作中で何やりたいか決めるのに悩んでたエピソードで、先生の漫画論(?)が印象的でした☆
アニメ化の話でなかなかアニメ化を信じない先生も面白かったなぁ…! -
部屋の掃除からキャラの美化、そして美化した子供のイメージへと話を繋げていく展開は非常に好み
久米田先生の話の作り方って本当に好きなんだよなぁ
人は他人に対してある程度固定したイメージを持つものだけど、そのイメージから外れていれば異変だと感じてしまうもので
突如チャラくなった十丸院への認識が本当に酷い(笑) 「やっぱどう見ても反社・・・」とか(笑)
イメージ繋がりで言えば、姫が母の日を前にして母親という存在をどう思っているのかと悩む可久士の姿はお父さんしてるなぁ
オチは笑える部分としんみりする部分が見事に同居しているね
本物の花がないなら絵に描いた花を飾れば良い。それも沢山
漫画家の父と可愛らしい娘が手にした光景としては最上のものだったんじゃなかろうか
そして未来編、目覚めた可久士は記憶をなくしたままでも再びペンを取ってしまうのは一種の職業病なのかね?
でも、それは大きくなった姫を忘れたままになってしまうわけで
倉庫に隠されていた無数の漫画が止まってしまった可久士の時間を再び動かす鍵になるのかな?
それを姫が提示するとなればかなり感動的な展開になりそうな予感
「かくしごと」はアニメ化するわけだけど、本編の方でも「風のタイツ」がアニメ化するとかいうちょっとした凄い展開
でも、次が最終巻ということはやはり「風のタイツ」アニメ化前にあの騒動が巻き起こるということなのだろうか……