- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065187920
作品紹介・あらすじ
偽りの時間でも、まちがいなく良い思い出なのだ。
結婚をしたはずの男がいない。婚姻届は出されておらず預金も消えていたが、とにかく、もう一度会いたい――。依頼を受けた小川令子は男が結婚詐欺の常習犯だと突き止めるが、事件は殺人に発展する。一方、小川の事務所の謎めいた所長・椙田は、ある大きな決断を。
ひとつの終わり、そして始まり。Xシリーズ完結!
みんないろいろな、過去がある。
感想・レビュー・書評
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Xシリーズ完結。
とっても読みやすくサラッと読み終えたけどモヤモヤが凄い。
このシリーズは絶対にまとめ読みがよろしいかと。小さな伏線などは正直忘れてしまっていて残念。きっと感想を書いていいほど深く読み込めてないな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少しウェットな感じで、xが締めくくられる。
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自分が上村さんの立場だったらどうかなぁ。
まさか自分がって思うけど、詐欺って実際にあるんだと考えると恐ろしい。
シリーズ1作も読んだことないのに、完結篇に手をつけてしまった。
主人公まわりの人間関係がいまいちよくわからなかったのは、おそらくそのせい。 -
再読。Xシリーズ第六弾にして最終巻。一つの終わりと新たな始まりの予感、あるいは小川令子の解放の物語。再読なので犯人などの諸々は覚えていた。今考えてみるとこのシリーズはわりと真っ当にミステリしていた気がするなぁ、突飛さはあまりないけれど堅実な物語たちだった印象。Gシリーズを再読してからこちらに取り掛かったので痛感したが、上村さんはきっと詐欺師の男に彼の面影を見ていたんだろうなぁ…。そう考えると本当に彼女には幸せになってほしい。
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自分が学生の頃はS&Mシリーズ時の萌絵みたいな人に憧れていたけど、社会人になった今は小川さんに憧れる。憧れというか、友達になりたい。
真鍋くんが小川さんをこの仕事に向いてると思ってたことが意外だったし、やろうと思えばすぐ決断できるタイプだった、ということも意外だった。
多くが語られない分、まだまだ知りたい部分がたくさんあって、また数年後の元椙田事務所の人たちを知りたいなと思った。
シリーズとしては完結ということで、けっこう寂しい。