- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065191361
作品紹介・あらすじ
令和の今もまだ「鎖国」をしている島が、浦島湾にあるという。亡くなった両親がその島の出身だと聞かされたツムギは、半信半疑だったが……。ツムギが働くことになった浦島汽船に起きる不思議な出来事。あの世とこの世を結ぶという「ペリーの黒船」は、埠頭から亡くなった人たちを乗せていく。生きている人と亡くなったとの優しい交流を描く大人気シリーズ、最新作!<文庫書下ろし>
感想・レビュー・書評
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幻想シリーズは表紙が美しいので思わず買ってしまう。色使いが鮮やかで優しくて懐かしい感じ。幻想シリーズはどれも並べて部屋に飾りたい表紙No.1といっても過言ではない。Kindleは便利だけど、紙の本にはそれはそれで良さがあるんだよなぁ。
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学生(らいすた)ミニコメント
未だに鎖国をしている奇妙島が舞台の物語。歴史やホラー要素があってミステリー小説を読んだことがない人にもおすすめ。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323337 -
浦島湾の沖、人知れず今も「鎖国」する島があるという。大人気シリーズ。〈文庫書下ろし〉
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幻想シリーズ。
親を亡くし、仕事をなくし、どん底状態のつむぎ。奇妙島の島主の跡取りの話が持ち上がり、ようやく見つけた職場に、あの世とこの世を結ぶ蒸気船の黒船ペリー号が現れる。
幻想郵便局の局長が登場するのが、世界が繋がっているようで嬉しかったです。
ひとの目に見えなくても赤殿中のようなコミカルな生き物がいたら、一人暮らしも寂しくないだろうなと思います。 -
産まれた時から妖怪が見えるツムギは、母が亡くなり、勤め先の眼科の老人先生が倒れ、閉院する事になり、奇妙な船が行き来する浦島汽船の庶務に再就職するが…今回はあの世とこの世の境は船。あのペリーが船の責任者とは!そして今回も登天郵便局の赤井局長と青木さんの出番が嬉しい。ほんわか読了感で大好きなシリーズです。
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[幻想蒸気船]
堀川 アサコ
幻想ファンタジー小説。
現世とあの世の境界を幽霊蒸気船・黒船(勿論、ペリーも幽霊として登場)が繋ぎ、境界線上の奇妙島の跡取り問題や海賊との戦い、主人公・ツムギの両親の過去も明らかになるなど盛り沢山。
最後は少し急ぎ足的な部分もあったように感じるが、今は蒸気船2を読みたい。 -
幽霊と妖怪
未だ鎖国を続け、江戸時代の文化をそのまま保持している島
他の幻想シリーズとはちょっと趣が違う感じ。
亡くなった人とも、生きている人とも、幽霊とも、妖怪とも話をすることができる。この人たちはどういう人なのでしょうね。