金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(10) (講談社コミックス)
- 講談社 (2020年7月17日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065192993
作品紹介・あらすじ
やめろ金田一! みんなの前で俺のトリック暴かないでくれ…!! SNSで大反響! 金田一少年に謎を全て解かれた”犯人視点”スピンオフ!
スパルタ式犯人育成高遠塾開講! 完全犯罪を成し遂げるために犯人たちは今日も地道な努力を続ける……! 黒魔術、囲碁、化学…持てる知識の全てを使い、金田一少年に勝つことはできるのか!? 大人気スピンオフ、けっこう感動的な最終巻!!
感想・レビュー・書評
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最終巻は「黒魔術」「学園祭」「血溜之間」
そして「獄門塾」で、しめま〜す。
「黒魔術」犯人じゃなかったキャラの
独白が笑える…めちゃめちゃ恥ずかしい…
そうなのよ、金田一呼ばなきゃ
完全犯罪も夢じゃないのよ。
「金田一少年」本編が好きだけど
読みながら心の中で思っていた
ツッコミどころを
漫画で再現してみせてくれて
ありがとうございました〜。
楽しかったよ! -
完結か〜〜〜寂しいながらも仕方ないね...金田一めちゃくちゃ好きだから、こういう愛あるいじりは楽しかったけど、売れれば売れるほど既刊のネタバレになるのがもったいなかったからね。金田一本家と並べて売るのはやめてほしかった(犯人のバレてるミステリほどつまらんものはないので)売り方工夫してまた続き読みたい気もする。無理か。
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元ネタがトリッキーというかなんというかなものほどこの作風ではイイ感じにイジられてくれるので黒魔術殺人事件が秀逸
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金田一との犯人たちの戦いも完結へ!これまでの犯人たちも一堂に会して、まさに最終巻といった感動的な雰囲気すらあるという(笑) 犯人側の視点を掘り下げて、それをギャグやツッコミ要素を交えて描くというのは画期的だったなと。1,2,4,7巻が特に好きだった。
今回は黒魔術殺人事件でかなり笑った!金田一を呼べと言う高遠に「何言ってんだコイツ…」はその通りすぎる。犯罪に美しさを求める高遠へのツッコミ「これだから感情でモノを言うヤツは…!こっちは人生賭けて人を殺すんだよ…美しいとか美しくないとか…犯罪は芸術じゃねーんだよ」って感情むき出しに言ってるのがシュール。
「これは呪いでも…ましてや魔法でもない トリックだ 人類の叡智をナメるな そうさ…俺たちが“魔法”を使えるとしたら それに必要なのは…意味深な言葉でも儀式でもない “知恵”と“努力”だ そうやって人類は…進んできた!!」
急にDr.STONEみたいなことを言い出してめちゃくちゃ笑った。このマンガは犯人にこういう少年マンガの主人公的な台詞を言わせるのが上手いよね。
「ブタ箱にダンクシュート」「高遠は…忘れんぼう…!」「星の首を打つ!初手…血溜まり!」「仕方ないじゃない…だってまだあたし若くて血の気がパワフルだから…!10代ってそうだから…10代って基本殴るから」
相変わらずのワードセンスも健在!それにしても、不動高校は確かに荒れてるってレベルじゃないよなあ(笑)
構造的にネタバレ不可避なのですぐは難しいとは思うけど、最近のシリーズもいずれやってくれたら読んでみたいな。久しぶりに触れた金田一でまさか笑わせてもらえるとは思ってなくて、本当に楽しいシリーズだった。ここまで描いてくれてありがとうございました!