- Amazon.co.jp ・マンガ (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065196823
作品紹介・あらすじ
美しい線で描き、切ない心情を綴り、絶大な支持を集める魚喃キリコの過去作品9冊の限定新装版と、本人による作品解説集が連続集中発売!
ファン待望の13年ぶりの復刻&新刊となる。
過食症のイラストレーター・塔子。
自分の居場所を求める事務OL・ちひろ。
恋の訪れを待つフリーター・里子。
仕事を隠して愛しい男に会いにいくホテトル嬢・秋代。
それぞれの想いと日常を細やかに描いた、魚喃キリコの代表作ともいえる珠玉のガールズストーリー。
感想・レビュー・書評
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四人の女の物語。それぞれが刺さる。
全然誰の境遇、状況にも近くないけど、
みんなみんな、何かを抱え込んでいる。
映画も良かった。安藤政信が出てます。
大事なことなので二度言います。
「安藤政信」が、出ています。
あと池脇千尋。ちーちゃんハズレなし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022.2.18
再読
里子みたいに生きられたらいいのに
街との距離感をいつまで経ってもはかりきれない -
20代と思わしき女性4人の恋模様等を描いた作品。映画は観てました。
強く女性目線を感じる作品で、女子女子してる。全体をメランコリックな雰囲気が貫いていて、「死んじゃいたい」的なセリフが多い。
人間には恋愛が必要だし、愛されないと寂しい。
I am Human and I need to be loved. Just like everybody else does.
って歌ってる歌詞がThe Smithsにあって、高校生の時に読んで泣いた。
あの頃の気持ちを思い出せてくれる作品でした。 -
実家の弟の本棚より。
新装版ではなく、2002年刊行のもの。
目次がなんでバラバラに書いてあるんだろう…と疑問に思い、4人のストーリーだと気付いた。
ルームメイトの前では素直になれなかったり、本当に好きな人に好きと言えずセックスしたり。
20代の頃の甘ずっぱい記憶と重ねながら読んだ。
大好きな菊地との"失敗"で頭がいっぱいで、毎晩話しかけていた熱帯魚の異変に気づけなかった秋代。
人間の身勝手に身体を蝕まれながらも、懸命にまっすぐに泳ごうとする熱帯魚に胸をえぐられた。
(そこなのかって感じだけど、そこも含めた描写の丁寧さが好き。) -
四人の女性の恋、仕事、悩みを繊細なタッチと描写で心に刺さる‥‥何気に女性漫画(魚喃漫画)が好きで買ってしまう。
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新装版が発売されて、数年ぶりに読んだ。
秋代のトマトのシーンが好き過ぎて苦しい