大友二階崩れ (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065205846

作品紹介・あらすじ

九州を制覇する勢いを見せた、西国の大大名・大友氏。なかでも有名なのが「二階崩れの変」だ。主君と継嗣の間で起きた家督を確定するための諍いは、熾烈なお家騒動へと発展。家臣たちを巻き込んだ複雑な人間関係のなかで、名家を土台から揺るがした。そんな混迷の渦中にあってなお、命を賭して最後まで義を貫いた忠臣の姿があった……。日経小説大賞受賞の本格歴史小説がついに文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 豊後国大友家の二階崩れの変を通して、吉弘鑑理、鑑広の兄弟を中心に義と愛に生きた二人の生き方を絡めながら描いている。
    最後に涙の采配が、辛苦を舐めながら生きてきた兄弟が浮かばれるシーンは涙と感動を誘う。
    久しぶりに良い小説と出会った。

  • 義を貫いた兄と、愛に生きた弟。乱世に翻弄された武将らの姿を描いた、本格歴史小説。

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著者プロフィール

1972年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー。同作品は「新人離れしたデビュー作」として大いに話題となった。他の著書に『大友の聖将(ヘラクレス)』『大友落月記』『神遊(しんゆう)の城』『戦神』『妙麟』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『空貝(うつせがい) 村上水軍の神姫』『北前船用心棒 赤穂ノ湊 犬侍見参』『立花三将伝』『太陽の門』などがある。

「2022年 『立花三将伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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