青野くんに触りたいから死にたい(7) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 338
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065207321

作品紹介・あらすじ

「こんなに面白い漫画、なんで今まで読んでなかったんだ!」
「切なくて怖くて面白くて、感情をぐちゃぐちゃにされる…」
「ここまで怖い漫画は初めて。夜読んだのを後悔してる」等、
SNSを中心に大ブームを巻き起こす、禁断のホラーラブストーリー第7巻!

四ツ首様の儀式を行ったため、
怪異に襲われ加々智山に追い立てられた子供達ーー大翔、希美、結菜。
3人を助けるため、優里、青野、藤本も山へと向かう。
夜明け前に山を下りなければ四ツ首様の儀式が完成し、子供達は死んでしまうのだが、
謎の行列が現れて大翔と滝壺へ飛び込んでしまう。
彼を追って優里と青野も滝壺に入るが、
そこには二人が同棲しているというあるはずのない未来が広がっていた! 

連載時、「こんなに幸せなのに号泣してしまう」「涙が止まらない」
「誰か二人を幸せにしてあげて…!」と読者の心をかき乱した激情の33、34話を収録!

悩み、傷つき、もがきながらも歩み続ける優里と青野…
二人の純愛に胸打たれる四ツ首様編、怒濤のクライマックス!!!

感想・レビュー・書評

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  • 第32~37話+描き下ろし「四つ首様編エピローグ」収録。
    33~34話の、主役2人の同棲生活は何度も読んでしまう。本誌感想でも書きましたが、青野くんを抱きしめる場面だけで泣かされます。優里の一コマ一コマの表情に魅入る。脱衣所で泣きながらキスするところからベッドでの会話は、もうこれで終わったらええやんと願うほどの幸せ。しかし34話で生活が狂っていき、そして主役二人の答えに、本誌読了時は数日引きずりました。もう優里がタイトル通り願うことは無くなったんだなと。だからこそ大翔へあの台詞を言えたんだね。青野くんがどれだけ可哀想な人でも一緒に堕ちることを優里は選ばない。青野くんがいうように、優里は無敵だよ。親や姉にも発言できたし、優里は無事高校を卒業したら実家を出て生活するだろうね。次回から最終章「受肉編」が始まる。遂に青野くんの正体がわかるのか。エピローグは蒼太が優里らに四つ首様の呪いを解かれ、独りで泣きながら家族を探す話。蒼太の願いが家族と一緒に暮らすことと描かれた後なので結構つらい。

  • 34話、幸せについて考えてしまうものがあるな。

  • 痛みに気付き、自分を守るということ、強さと優しさが必要なのかもしれない。
    優里ちゃん、どんどん強くなっている。
    同棲する青野と優里、幸せで切なくてでもやっぱりホラーで怖い。
    ヒタヒタどんどん近づいてて怖いよ~~~!

  • 民俗学的で面白いよな~

  • つらい!つらい!!

  • 切ない

  • 作者天才だと思う

    ホラーって誰かの動機っていう根源取り去ったら途端に陳腐になるしその種明かしと恐怖の狭間を楽しむものなので、そういう点で郷土ホラー的世界観がしっかりされててまだまだ楽しめそうな所も良い……
    表情が凄くいい。
    推してる。

  • 傷付けられても我慢する。
    恋人でも親子でも関係を壊したくないから、そうするのだけど。
    自分自身を生け贄に捧げ、関係を維持していることだよね。
    間違ってるね。やめたいね…。

  • 青野くんの「無敵だね」で泣いてしまった

  • 相変わらず苦しくて切ない。
    手に取った当初一巻の印象とはぜんぜんちがう方向に進んでいて良い意味で驚いている。作者は民俗学とか好きなのかな?怪談とか伝承とかそちら系のホラーが好きな方にもハマる作品だと思う。
    二人には幸せになってほしいのに、こんなにも取り返しがつかなくてかなしい未来しか想像できない物語は初めてだ。それでも、希望を捨てたくない。
    二人の恋に心を揺さぶられ、同時に筋の通った論理的な現象の一つ一つがたまらなく怖い。唯一無二の作品で今後も楽しみで堪らない。 

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著者プロフィール

2014年『ボインちゃん』で「アフタヌーン四季賞2014 秋のコンテスト」四季賞受賞。
読み切り『セーラー服を燃やして』『崖際のワルツ』を発表(「good!アフタヌーン」2016年1号、2号に掲載)。
2016年12月より「アフタヌーン」で『青野くんに触りたいから死にたい』を連載開始。

「2023年 『青野くんに触りたいから死にたい(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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