- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065211212
作品紹介・あらすじ
女性の生き方をリアルタイムで捉え続けてきた人気エッセイストのライフステージエッセイ、最新版!
精神的にはやっと成人式
グレイヘアをきらめかせ
好きに生き始めるお年頃
なのに職場では怖がられ
恋の8050問題を抱え
母親はさらに重さを増す
「令和の50代」のリアルがここに!
Webマガジン「ミモレ」大反響連載、単行本化
巻末に50代読者大アンケート結果を収録
「誰にも言えない秘密を教えてください」
「今、悩んでいることを教えてください」
「50代までにしておいてよかったと思うことを教えてください」
「50代になったらやめた方がよいと思うことを教えてください」
「50代にできるようになったことを教えてください」
「50代で嫌いになったことを教えてください」
ほか
感想・レビュー・書評
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50代に入った著者が、自身を含めた世の50代が現代をどのように過ごしているか、を考察したエッセイ集。特に面白かったのは、現在のセクハラ問題に関する『セクハラ意識低い系世代』の章と、50代から(の女性に)必要なものは、「お金」「筋肉」「近所の友達」の三つの「キン」である、とする『三つの「キン」』という章。私自身、著者の酒井氏と同年代なので、とても興味深く読めた。
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内容紹介 (Amazonより)
グレイヘアをきらめかせ、好きに生き始めるお年頃。
なのに職場では怖がられ、恋の8050問題を抱え、母親はさらに重さを増す。
女性の生き方をリアルタイムで捉え続けてきた人気エッセイストのライフステージエッセイ、最新版。
「令和の50代」のリアルがここに!
Webマガジン「ミモレ」大反響連載、単行本化
巻末に「50代読者大アンケート」結果を収録
「今、ハマっていることを教えてください」
「これから挑戦してみたいことを教えてください」
「誰にも言えない秘密を教えてください」
「50代までにしておいてよかったと思うことを教えてください」
「50代になったらやめた方がよいと思うことを教えてください」
「50代でできるようになったこと、好きになったものを教えてください」
ほか
私は著者より先に就職しているので微妙に違う部分もありますが 同学年だからか共感することばかりでした。
50も過ぎると身体のあちこちにガタがきて いつの間にか自然と老化を受け入れている自分がいましたね。50歳なんてまだまだ若い!という人もいるでしょうが 持病が見つかったこともあるのですが こうして歳をとっていくんだ...と自覚する頃でもあるんじゃないのかなぁ...
そして、コロナでマスク生活になり化粧もしなくなって もうまた化粧するのなんてちょっとめんどくさいって思ってしまっています。
どちらかというと内向的なので コンサートや舞台を観に行けなくて寂しいですが 観たい映画や海外ドラマを観て過ごす日々にも慣れてきました。
会社でも年下ばかりになってきていて 話も合わないので仕事の話以外はしないし 気乗りしない付き合いも必死に仕事することもやめたら 気持ちが楽になりましたね。
仕事は自分の人生に必要なお金を稼ぐ手段と割り切っています。
会社っていろんな人達が集まるところなので 何かとめんどくさいことが多いですよね。
50歳の頃って私にとって考え方も変わった頃でした。周りを気にし過ぎても仕方ないし それって自分の人生を歩けてない、苦になることは出来るスルーはしようと考えるようになったら 自分は自分と思えるようにもなった。
自分勝手はダメだと思うけど 自分の意思は持っていたいですよね。
子育ても終わりかけた50歳頃だからこういう事を考える余裕も出来たのでは?とも思っています。
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いつもどおり、とても面白い
酒井順子さんのエッセイ。
今回は読者アンケート
驚愕の事実が、そこに! -
タイトルを見て、ローラースケートと諸星和己が脳内再生されるなら、読めばもう、強く頷き膝を打つ事が多い内容。
基本は女性向けだが、酒井順子の飾り気の少ない読みやすい文体は、オッサンの私が読んでも。あーそうだよなー、分かるわー。と、同世代あるあるなエッセイが満載。ガラスだけに心に刺さりまくり。
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読んだことの無い作家さんだったが、図書館の新刊コーナーで題を見てまさに私の事?と読みたくなった。
「50代あるある」が満載で、一つ一つに笑ったり頷いたり共感して読んだ。両親が健在で、母親の重さは全くないのは幸せだ。そんな日が来ることがあるのだろうか?彼女の方が私より余程外交的で趣味も多く、むしろ未だに私が頼っているような気もするので反省。
もう若くない自分を受け入れながら(まさに痛みと共存しながら生きて行かねばならないのかという現状)、3つのキンの中のひとつ位は何とかしなければと思う。1番今出来そうなのは筋力かなぁ。金と近所友達は私にはハードルが高い。 -
ドンピシャ世代として共感すること多々あり。
潔く老いに抗わない。
老いは負けではない。
人と自分の老いを比べない。
老い濃淡は人それぞれ。
ステイホームでいかに自分が無理をしてたかに気づいたというくだりは、とても共感。
汚い言葉、流行り言葉をなるべく使わないというのもよくわかる。
わたしも歳をとったからこそできることを掘り下げていこう。聞き良い美しい言葉とともに。
付録のアンケートがとても興味深かった。 -
ローラースケートを履いて歌いたくなるタイトル。
現在54歳になられた酒井さんのエッセイ18篇と巻末には「50代読者大アンケート」9つが収録。
夏目漱石が亡くなったのは満四十九歳の時。
その頃は人生五十年の時代だったが、今は人生百年時代。
そう考えると50代はまだ人生半ば。
そんな中、肉体の衰えを感じつつも、仕事や趣味、子供や孫の事、親の介護、性欲、老後など、考える事が尽きない50代の日常がリアルだ。
印象に残ったのは「母を嫌いになりたくないのに」
「再会と再開の季節」数年前に参加した高校の同窓会を思い出してニンマリ。 -
もっと軽くおちゃらけた感じなのかと思ってたら、意外と読み応えがあって、何度もウンウンと頷きながら読んだ。
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エッセイにしては一つ一つの文章が長くて、少し長いように思った。
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著者の負け犬の遠吠えを読んで、面白い視点を持っていたり表現をする方だなあと思い。自分の母親世代が何をどう考えてるかを知りたくて読んでみた。自分の今後の人生をぼんやり考えるにも、少し参考になった。我が母も頑張って生きてきたし今も生きているんだなあと思う。