小麦の法廷

著者 :
  • 講談社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065215302

感想・レビュー・書評

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  • 装丁イラストの重厚さから、もっと重たい話をイメージしていたけど…映画?2時間ドラマ?っぽい感じ。
    これはシリーズ化にしたいのかな?(笑)
    軽く読むには良いけど、あまり得るものがなかった。トリックというかロジックも「99.9」の雰囲気…。

    この作家さんで『藁の楯』を読んだことがあるけど、これも映像をイメージしやすい。女性主人公でもイマイチ感情移入出来なかったのが残念。ま、これは好みの問題。

  • あり得ない事件に立ち向かう新人弁護士の胸のすくような小気味良い展開の裁判。小麦さんの活躍に拍手を送りたい。終わりよけれは全て良しの典型的な作品。

  • 凄く期待したのに終盤が尻すぼみで残念

  • 法廷モノをエンタメ&ライトに読むという点では興味を惹かれたんだけど、ちょっと個人的には物足りなかった。25歳の新米弁護士、杉浦小麦が「弁護が楽そうだ」という理由で国選で選んだ傷害事件。それが実はとんでもない凶悪事件と繋がっていた。初めて務める弁護人としては難問すぎる案件に、小麦はどうする?という物語。結構引っ張った割にはラストが少し呆気なく思えて残念。面白くないことはないんだけど、漫画チックなキャラクターと作風のノリがあまり自分には合わなかった模様。装丁が木内さん作なのはやっぱり流石のひと言。

  • 新米弁護士「杉浦小麦」の奮闘記。国選で受けた事件はただの傷害事件と思いきや、殺人事件のカムフラージュの為に偽装されたもの。開き直りながらグイグイ進む小麦の奮闘。若さゆえの魅力が溢れていた。シリーズ化されるといいな。

  • 初めての作者 木内一裕氏の作品。
    ジャンヌダルクのような表紙に、『小麦の法定』という題名。
    小麦って何?と思いながら、本を開く!
    主人公の名前であった。『小麦』という……(笑)
    新人の童顔な女性弁護士!
    杉浦小麦!
    最初から、ハードボイド並みの展開!
    余り、漫画を読んだことは無いが、読んだ作品の『ゴルゴ13』のような感じかな。

    被害者、加害者、そして目撃者の3人が、述べる犯行の裏に、隠された犯罪!
    簡単に、加害者の罪で終わりだったのが、無実へ導かないと行けない羽目に!
    その話の中、相続問題も!
    どう新人弁護士が、法廷で、無罪に、持って行くのか?
    サクサク読み続けた!
    しかし、前科18犯の男の偽証。
    静岡刑務所に、入っている弁護士の父親!
    少し話が、チマチマとしたものに、なっている。
    最初のハードボイドが、最後は、刑事との恋愛 発展手前まで!
    盛り沢山過ぎる気がするは私だけだろうか?

  • 2023.7 あっという間に読み終わりましたがTVドラマみたいでそれなりに面白かったです。木内さんらしい小説です。

  • 杉浦小麦新人弁護士、元レスリングのオリンピック候補。だからなのか、めっちゃしっかり者。というか強い、というか怖いものなし。賢いし、度胸あるし、まさに闘う、がぴったり。表紙の絵がかっこいい。
    でもこういった嘘八百の事件って、本当にありそうー。いろいろな業種で〜。

  • ハズレなし

  • 続編が欲しい。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。同書はハリウッドでのリメイクも発表されている。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』『ドッグレース』『飛べないカラス』『小麦の法廷』がある。

「2022年 『バッド・コップ・スクワッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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