- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065219010
作品紹介・あらすじ
圧倒的筆致で描き出される人生の希望。多田由美史上初の長編、堂々の最終巻!/大学を卒業し、本格的にケーキ店再開のために動き出したアールは、刑期を終えたランディと再会する。周りの人達に支えられながら作業を進める二人の行く末を、それぞれの策謀が交錯し、阻む。二人でなら、きっと人生は乗りこなせる。
感想・レビュー・書評
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古い作家さんだけど作品はとても斬新。善とか悪とかそういったもので括れない人たちの葛藤が胸を打つ。
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202102/最終巻。毎回、買ってもすぐに読めず、向き合う為に心しないと手にとれない、そんな作品だった。初めて多田先生を知った初心者だけど、出会えてよかった。
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育った街に再び戻ってきた幼馴染みの少年2人が、亡き母親のレシピを再現して売るケーキ屋を開店させるまでの紆余曲折。昔のワルの仲間と街の巨悪の不動産屋とその家族も巻き込みつつ、最終的には悪は倒され、ハッピーエンドで終わってホッとした。
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大学を卒業後、貯めたお金で母のケーキ屋を再建しようとするランディ。少年院を出所したランディはホームセンターで働きながら、アールに協力する。
しかしアールが偶然知り合った、悪徳不動産会社の社長の娘ターシャの父親は、娘に過保護なあまり誤解からアールを始末しようとし…。
完結巻。まっとうに生きようとするランディに、またヴィンセントが絡んでくるんじゃないかとヒヤヒヤ。ヴィンセントは冷酷で苦手だけど、でも彼には彼の人生と生活があり、家族のことは大切にしている。こういうキャラクターを単なる悪にしてしまわないところが多田由美の作品の深みなのだと思う。
ターシャ可愛いからもっと見たかったな。ハッピーエンドで良かった。