- Amazon.co.jp ・本 (626ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065225387
感想・レビュー・書評
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(BOOKデーターベースより)
警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ三件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。
鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは? 『指し手の顔』から十四年、乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢六十名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。
シリーズを読んでなかったからてっきり鈴木一郎は悪人かと。隠し部屋に発見された地下の秘密部屋など、想像力を駆使しなければ話についていけない…疲れてない時に読むべし!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展開が面白く一気に読みました。
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おぉ、ブックキーパー
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現代版横溝正史作品のようなおどろおどろしさ。聞いたこともない古い苗字が登場し、登場人物が絡み合ってます。面白く読めましたが、脳男はスパイスぐらいにしか登場しません。今後彼がメインストリートに出てきそうな続編が予想されますが。忘れちゃうので早めに出していただければありがたいです。私がいうのは大変おこがましいですが、ちょっと説明がくどめ。おんなじ表現が度々出てきたり、〜といった、という文が多いのが気になりました。そして登場人物がとにかく多い。展開がスピーディーなのが海外ミステリーぽいですが、なんなら海外ミステリーみたいに、登場人物紹介ページ作って欲しいくらいでした。
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登場人物が多すぎて警察の下っ端は覚えきれない。
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駄作
チャチで薄っぺらくて、中身はスカスカ。
文章はぜい肉みたいな余計なものにまみれてて、ブヨブヨしてる。
本当に『脳男』と同じ作者なのか?
それとも、あっちが違うのか? -
「脳男」の続編。各地で起こった関連のなさそうな殺人事件。共通点は被害者が拷問されていたこと。その関連を調べるうちに浮かび上がらうある推測。そして過去のもみ消された事故の陰にある、とある警察署の黒い繋がり。さらには愛宕市にまつわる大きな秘密。その陰で暗躍する脳男と恐るべき悪党、そして茶屋警部の闘いを描くサスペンス感溢れるミステリ。
今回の主役は茶屋警部と、風変りだけど有能な警視の縣。まるで水と油のように思えるのだけれど、案外いいコンビなんですよね。そして前作にもまして茶屋の奮闘が魅力的です。今回彼に降りかかる危難もけた違いにド派手で、はらはらさせられました。きっと大丈夫なはずだと思っているけれど、それでも安心できる気がしません。
出番は少なめだけれど、真梨子の過去に関わる秘密が出てくるのも読みどころ。そして恐るべき敵との対決。脳男の活躍はまだまだ続くのでしょうか。 -
こんなに夢中で読んだのは何年ぶりだろう。待った甲斐があった。ほんとに楽しかった。
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06月-11。3.5点。
警察庁から警視庁に出向している、異常犯罪を調査する主人公。拷問の上殺害された事件を調べると、ある繋がりが。
また、愛宕市で氷室財閥当主が拷問の上殺害される。脳男でおなじみの茶屋警部も捜査に。。。
600頁超、でもスピード感はさすが。初作を思い出し、あーー、そういう繋がりなんだと納得した。 -
この街の話はこれで終わりなの?
なんで毎回呆気ないラストと読みにくい名前ばかり…