- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065227091
感想・レビュー・書評
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2022/4/18読了。まさに旬な話題で非常に説得力があり分析力も明快で現代の武力戦を多面的(サイバー攻撃、情報戦と宣伝戦)に見る思考がいかに重要になって来ているか恐ろしさと併せて興味深く読ませてもらいました。特に、第二章と第三章 ロシア外交のバックボーン-地政学は、今のプーチンロシアを知る上で参考になった。廣瀬教授の『コーカサス 国際関係の十字路』と『未承認国家と覇権なき世界』『ロシアと中国 反米の戦略』は読書予定に加えたい。
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本書は、ロシアが想定する国家規模の戦略、そしてその中核を担うハイブリッド戦争の実態をウクライナやアフリカへの介入事例を参照しつつ、理論的に検討する本である(これに対し、小泉悠著『現代ロシアの軍事戦略』は純軍事的視点から検討されている)。
専門的な用語はあまり出てこず、平易な文体で書かれているため、ロシアの軍事戦略を知りたいのであれば、この本は入門にうってつけだと思われる。また、現在のウクライナ危機の趨勢や北方領土問題を理解する一助になるであろう。
レーベンスラウムの訳が生存権となっていましたが「生存圏」だと思うので、おそらく誤植でしょうね。 -
SDGs|目標16 平和と公正をすべての人に|
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/756886 -
「ハイブリッド戦争」の定義が広すぎる感がある(この批判は志田淳二郎の本でされてたように思う)が、ロシアの安全保障戦略において軍事力と非軍事的な力を巧妙に組み合わせ、使い分けて影響力を行使している実態はよくわかる。
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東2法経図・6F開架:B1/2/2607/K
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319.38||Hi