いたずらにモテる刑事の捜査報告書 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 118
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065230657

作品紹介・あらすじ

久保と日向は、警視庁捜査一課予備班に所属する先輩と後輩の若手捜査員である。「予備班」とは、本部と別行動を取ってその捜査方針が間違っていたときに時間の損失を回避するためのチームであり、久保と日向の2人で構成される。ただ注意点が一つ。日向は、彼をまともに目にした女性が失神してしまうほどの完璧な容姿の持ち主だった。そのメリットとデメリットの狭間で、久保は先輩としていつも懊悩していた。そんな予備班に出動命令が下った。両国の銭湯で殺人事件が発生。犯人はもちろん、凶器も見つからないという。今回の予備班の捜査方針とは……。

感想・レビュー・書評

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  • 初読みの作家さん。

    これは笑った。まさにギャグ小説。

    主人公は、超イケメンの刑事。

    この刑事を見た女性はそのあまりのイケメンさに失神するという(笑)。

    この刑事くんが、周りの女性たちの協力を得て事件を解決するという本書。
    息抜き読書としては最高の一冊ww

  • タイトルと設定に惹かれて借りてみましたが、あまり登場人物を好きになれず。

    事件解決の糸口は面白かったです。

  • 警視庁捜査一課予備班に所属する、そこそこイケメンの久保と絶世の美男子日向刑事が2件の事件を解決します。
    予備班なんてあるんだなとか、校閲の仕事面白そうだな、と思いながら読みました。見た目が良すぎるとそれだけで人が寄ってくるので、傲慢になりがちですが、日向刑事は中身もイケメンだったので、本の中の人物を実在化できるならぜひみたいなと思いました。

  • どちらかと言えばコメディ寄りの作品だった。

    イケメン刑事とともに行動する刑事、それぞれの思いや、行動それぞれがしっかりとしているのだがそれが丁度良い面白さを醸し出す。

    一気に読み切ってしまった。

  • 直視すると失神するほどの完璧な容姿を持つイケメン刑事とそこそこイケメン刑事コンビが殺人事件を解決するお話。
    2話からなる中編集。

    読み始めは設定がおもしろく楽しめたが、だんだん女性達の心理や行動が気持ち悪く感じる。
    関わる女性達がほぼ全員がストーカー化しそうなほどのイケメンというのも辛そうでした。

  • タイトルがユニークであり、読んでみました。
    警察ミステリーという視点でみると、薄く感じました。 キャラクター設定がどこか中途半端でモヤっとした感じが残りました

  • 久保と日向は、警視庁捜査一課予備班に所属する先輩と後輩の若手捜査員である。「予備班」とは、本部と別行動を取ってその捜査方針が間違っていたときに時間の損失を回避するためのチームであり、久保と日向の2人で構成される。ただ注意点が一つ。日向は、彼をまともに目にした女性が失神してしまうほどの完璧な容姿の持ち主だった。そのメリットとデメリットの狭間で、久保は先輩としていつも懊悩していた。そんな予備班に出動命令が下った。両国の銭湯で殺人事件が発生。犯人はもちろん、凶器も見つからないという。今回の予備班の捜査方針とは……。



    見たら動悸息切れ眩暈がするほどのイケメンを未だかつて見たことがない。どんなイケメンなんだろうか。みんな転んだり、倒れたりして大変なことになっていた。
    日向くんのイケメンぶり(顔も性格も)がすごかったし、先輩である久保はマッチングアプリで出会い探しまくってるし、仕事中でも好みのタイプの女性には名刺渡すで職権濫用しまくってる。



    女の嫉妬もすごいが、男の嫉妬もすごいんだろうなと日向くんを見て思った。嫉妬されて今まで自分の能力が活かせなかった。久保と一緒に仕事をしてるうちに、救われていたんだね。最後のエピローグはすごく久保味が出てて面白かった。日向くんのことを男として嫉妬してるけど、今まで日向くんが感じていた嫉妬とは違っていたんだろうな。



    事件もなかなか面白かった。銭湯の事件では、もう犯人を捕まえることができないんじゃないかと少し心配した。彫り師の事件は、なんだかあれよあれよと解決したけど、先輩、それはないのでは?と思ってしまった。


    ドラマ化とかされそうだけど、見たら動悸息切れ眩暈がするようなイケメンを演じることができるイケメンがいるのだろうか。


    2023.5.25 読了

  • 絶世のイケメン刑事とフォロー役の先輩が、今日も女性のおかげで殺人事件を解決する!

  • 初読み作家さん。
    ミステリーでもあるけれど、コメディーなので軽く読めました。
    モテる刑事と組んでる、モテたい先輩刑事目線でお話は進みます。
    イケメンすぎて苦労しつつも事件に関わった女性のおかげで事件解決につながるパターンの2つのお話が入っています。
    こんなイケメン、見てみたい。笑
    ドラマになったら面白そうです。

  • う、ううーん、あんまり合わなかったかな〜

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著者プロフィール

1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワードの「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博した。また’18年に『60(ロクジユウ) 誤判対策室』がドラマ化され、『20(ニジュウ) 誤判対策室』はそれに続く作品。その他の著書に『小鳥冬馬の心像』『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『ため息に溺れる』『キリングクラブ』『第三者隠蔽機関』『本と踊れば恋をする』『この色を閉じ込める』『断罪 悪は夏の底に』『いたずらにモテる刑事の捜査報告書』『私はたゆたい、私はしずむ』『闇の余白』など。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。

「2022年 『ゾンビ3.0』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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