読書する家族のつくりかた 親子で本好きになる25のゲームメソッド (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065247150

作品紹介・あらすじ

読書は「ゲーム化」でもっと面白くなる!「子供に本好きになってほしい」と願う全ての親に贈る、親子で本好きになるための読書ガイド

感想・レビュー・書評

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  • 読書を家族で楽しむために、こんなゲーム化はどうでしょう?

    一言で言うなら、そういうアイディアをどんどん聞かせてくれる本だ。

     たくさん提案はあるけれど、実行可能かどうかというより、そういうアイディアを親同士で話してみて「愉しむ」、そして楽しんだ内容を、遊びとして3割チャレンジして、成功したり失敗したりしてみる、そういうのを面白がろう。
     そうしたら、そんな両親の姿に、子どもは馬鹿にしたり、情ながったりするかもだけれど、でも、きっと向けてもらった気持ちは、心は、思い出に残る。
     そう言うことが読書への印象を変えてくれたら、もう、それで十分なんじゃないか。
     読み終えてから、そういう本だったのじゃないなかと思った。

     著者は読書を苦しみのイメージから解放するための本を(と、書くとなんだかおもしろいけれど)たくさん書いてきたひとだ。

     そして、マイナスイメージや強制感でだけ本を分類する土台を助長するのはどう考えたって、勿体無い。
     楽しそうにしてたら、隠したって覗きにくるものだろうから、せいぜい楽しく読書してやろうと思う。 

  • 〇読書ゲームというよりかは、読書を習慣づけるための作戦集。
     家族で本を語る時間・読む時間、選書を押しつけない、自分にとっての良い本と出会うために、どんな読み方でもいい…気楽に本を楽しもうというメッセージ。
     作戦はそれぞれの家庭に合うものを選ぶとよいかな。

    ◎読書をゲーム化して、家族みんなで遊ぶ。
     「読書」を楽しみにして、家族のコミュニケーションをはかる
    ◎本は難しくもなく、近寄りがたくもなく、楽しいものである

    1:そもそもなぜ読書しないの?
     …子ども本当に本が苦手?
      生活のなかでの優先順位
      大人は本を読んでいるか
      読めない現実
      「本を読まなくても生きてはいける。でも、本があれば、生活がさらに豊かになる」
      →「興味がないと思い込んでいた自分」の視野を広げてくれる。
      読めなくても恥ずかしくない
     ★「読書の悪口」ゲーム

    2:ゲーム感覚で読書する家のしくみ
     ★「親子で一緒に読書習慣」ゲーム
     ★目が覚めた直後の10分間読書
     ★ほしい本リクエスト箱  
     ★借りてきた本公開ゲーム
     ★読書掲示板
     ★好きな本の紹介場をつくる
     ★本棚の一角にギャラリーをつくる
     ★おすすめ本を面だし
     ★挫折した本の墓場
     ★Zoomで家族読書会

    3:親子で楽しむ読書ゲーム
     ★読書プレゼン大会
     ★イラストやコラージュでプレゼン
      プレゼン用アプリ「keynote」
     ★マインドマップでプレゼン
     ★好きな本をディスるプレゼン…反語みたく
     ★短文バトル
     ★LINEで短文コミュニケーション
     ★家庭内文通
     ★家庭限定YouTubeチャンネルをつくる
     ★上記で短篇朗読

    4:読書をイベント化する
     ★家族で図書館ゲーム
     ★家族で書店ゲーム
     ★新古書店で衝動買いゲーム
     ★筆談読書会
     ★SNS読書会
     ★家族のためのDJ

  • 読書のハードルを下げるのは実践したい。
    ただほかの例を実践できるかというと、なかなか難しい。
    子どもの年齢によっては難しい。

  • できたら、理想かなぁ。わが家は無理かも(^_^;)

  • とにかく読書に対するハードルを下げ、本を家族のコミュニケーション手段としても楽しもうという趣旨で、様々な家庭内の工夫が提案されている。
    ただ、内容がくどい。。

  • * 入手日20211229
    * 文栄堂山口大学前店で購入した。

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著者プロフィール

印南敦史(インナミ・アツシ)
作家、書評家。
1962年、東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー・ジャパン」で書評を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。その後、ほかのウェブサイト「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)などのほか、音楽関連の書籍やエッセイも多数。

「2023年 『先延ばしをなくす朝の習慣 コツコツ書き続けて日本一になった書評家が、絶対に締切を破らないためにやっていること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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