ほんやねこ (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
3.61
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本棚登録 : 429
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065247365

作品紹介・あらすじ

本屋のねこの店長が窓を閉め忘れて出かけてしまったある日の夕暮れ。
窓から強い風が入りこみ、本からシンデレラや長靴をはいたねこたちを窓の外へ吹き飛ばしてしまいました。
そうとは知らずに散歩をしていたねこ店長でしたが、そこへ……。
ペローやアンデルセンの物語を読んだことがある人もまだ知らない人も楽しめる
石川えりこの新たなる代表作!

感想・レビュー・書評

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  • 本屋の猫がお店の窓1か所を閉め忘れて店じまい。
    開けっ放しの窓へ強い風が吹き込み、棚の絵本がめくられ、そして風は絵本の中の人たちを窓の外へ連れて行ってしまう。
    本屋の猫が迷子になった彼らをお店へ連れ戻す話。

    名作絵本に出てくる登場人物たちの共演が面白い。
    長靴をはいた猫がシンデレラのガラスの靴を探したり…
    ラプンツェルの長い髪が移動に役立ったり…
    年寄りの魔女のおばあさんを優先したり…
    おばあさんはお礼に真っ赤なりんごを差し出したり…(笑)
    落ち着いた優しい色合いの絵も良かった。

    • ポプラ並木さん
      なおなおさん、なんだか楽しそうですね。
      有名な登場人物全員が戻れたのかな?
      トムとジェリーとかちょろちょろして大変そう。
      図書館登録し...
      なおなおさん、なんだか楽しそうですね。
      有名な登場人物全員が戻れたのかな?
      トムとジェリーとかちょろちょろして大変そう。
      図書館登録してみますね!
      2022/11/07
    • なおなおさん
      ポプラ並木さん、こんばんは。
      コメントをありがとうございます。
      読み終わった直後の感想は、失礼ながら「ふーん」くらいでしたが、再読して細かい...
      ポプラ並木さん、こんばんは。
      コメントをありがとうございます。
      読み終わった直後の感想は、失礼ながら「ふーん」くらいでしたが、再読して細かい絵に気づくと面白いなと思いました(^^)
      2022/11/07
  • 海辺の小さな町の本屋さんの猫のお話しです。ある日の夕暮れ、本屋の猫が窓を閉め忘れてまま、散歩に出かけました。 窓から強い風が入りこみ、物語に登場する人たちを窓の外へ吹き飛ばしてしまいました。そうとは知らずに散歩をしていた本屋の猫でしたが、ピノキオやシンデレラ、長靴をはいたネコたちが困り果てているところに出くわすことに...。童話の主人公たちを身近に感じて愉しめるメルヘンチックな<石川えりこサン>の創作絵本です。雰囲気のある絵も素敵です。

  • はやめに店じまいをした ほんやのねこは、夕方の散歩にでかける。
    お店のまどを一か所閉め忘れたままで。
    開けっ放しの窓から、風はぐるぐると ものがたりの ひとたちを まどのそとへと つれていってしまう。

    川でガラスの靴を探すシンデレラと長靴をはいたネコ。洗濯物のポケットにいる、あれは!
    チルチルとミチルがかっこよすぎー。
    どこか惚けたような絵がかわいくて、一緒に連れて行ってほしくなる。
    猫達の表情もふてぶてしくて好き。

  • 本屋のネコさんが、うっかり窓を開けたま散歩にでかけたら、絵本の中から登場人物が逃げ出してしまった。絵が細かい。

  • 謎の猫店主が窓を閉め忘れて散歩に出かけた所から物語が始まります。童話で有名な登場人物た達が風に飛ばされ、ちりちりバラバラに!?物語の中では絶対に出会わない登場人物達が、力を合わせて帰ろうとしている姿が、すごく素敵だなって思いました。絵は白黒なんですが、逆にそれが良い感じです。文字少なめで絵が多いので、文字が少ない絵本を探している人にオススメしたいです。

  • 5歳男子·2歳男子*
    マイペースな猫さんや、名作の登場人物達が出てくる不思議で面白い絵本です。独特で緻密なタッチの絵に大人も引き込まれます。

    2歳児は途中で飽きてしまいましたが、5歳児は最後まで集中して聞いてくれました。数々の名作の登場人物が出てきて、大人はおぉっと思いますが…5歳児には半分程度しかわからなかった様子です。どんなお話か興味は持っていたので、知らなかったお話を読むきっかけにもなりそうです。

  • 本屋の主人はくろねこ。
    閉店後のお散歩を楽しんでいるが、
    閉め忘れた窓から大変な事が!
    なんとも呑気なねこさんだ(笑)

  • 絵がすごくいい。かわいいお話だけど、特に深さはない。絵をそのまま楽しむ絵本。

  • 外国の絵本のような雰囲気。
    猫が終始マイペースで猫らしくて良い。
    また、仕事と自分のしたいことを両立させていて、良い働き方だった。
    ストーリーはふつう。

  • 窓の隙間から書物の中の登場人物が逃げ出してしまう。果たしてみんな元の物語へ帰れるか。絶対に出会うことのない登場人物が力を合わせて突き進む。

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著者プロフィール

石川えりこ(Eriko Ishikawa)

福岡県生まれ。イラストレーター・絵本作家。
著書に『ボタ山であそんだころ』(福音館書店/第46回講談社出版文化賞絵本賞)、『あひる』(くもん出版)、『流木のいえ』(小学館)、『かんけり』(アリス館/2019年ミュンヘン国際児童図書館の目録『ホワイト・レイブンズ』収録)、『こくん』(村中李衣・文/童心社)、『あららのはたけ』(村中李衣・文/偕成社/第35回坪田譲治文学賞受賞)、『ばあさんは15歳』(阿川佐和子・文/読売新聞連載小説および中央公論新社)、『ほんやねこ』(講談社)、『にわにくるとり』(ポプラ社)、『わたしのかみひこうき』(余 麗瓊 文 唐 亜明 訳/ひだまり舎)、『わたしはふね』(曹文軒・文/小学館)、などがある。

「2023年 『うさぎとハリネズミシリーズ2冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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