- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065248775
作品紹介・あらすじ
榎本健一がくれたキューピー人形や、高倉健と江利チエミの結婚式の写真、さらには東郷青児が描いてくれた似顔絵まで……。女優の中村メイコさんの家には、数々の「宝物」があった。
しかし79歳の時、決断した。大事なものを捨てよう──。
過去にとらわれる気持ちを断ち切らないかぎり、人生の最後を軽やかに生きることはできない。まず宝物を手放したメイコさんは、洋服や食器も次々に捨てはじめ、最終的にトラック7台分のものを手放した。
ものを捨てるのは、誰だって寂しい。思い出が詰まった宝物ならなおさらだ。「断捨離」が世間でどれだけ流行っていたとしても、気が進まない人も多いはずだ。
メイコさんがたどり着いた結論は、「ものにはお別れ時」がある、ということ。悲しいけれど、どんなものでも天国に持っていくことはできない。だから、「仕方ないわね」と受け入れて、さよならをする。
'19年には骨折と入院を経験し、コロナ禍で女優業も思い通りにならない。そんななかでも明るく生きる喜劇役者が語る「生きるヒント」
感想・レビュー・書評
-
明るい人だったけど、一人で飲むのが一番落ち着くと…
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
収入が贅沢な暮らしができなくなったり、急に狭い家で暮らすことになる等、大きな変化があった時。
今度はこういう役ね、と軽やかに順応する姿が印象に残った。女優さんならではだな。
ハウツー本というよりかは、中村メイコさんの人生を見せてもらったような感じ。 -
メイコさんの生き方がさらーっと、メイコ口調で書いてある。
気になった部分だけ飛ばし飛ばし読む。
一つ参考になったのは、分骨して二つの墓に入ること。 -
タイトルから片付け本と思っていたが、笑って死ぬためのエッセイだった。
-
最後の片付け。
そんなメイコさんの意気込みを感じる片付け本。
美空ひばりさんとの最後のやりとりは泣けた。
そして、メイコさんの天真爛漫な生き方や、考え方、過ごし方、これはとても共感!
ついでにいえば、そばにいる旦那さんのツッコミも適格!
80過ぎのじーさんが、パンスト捨てる姿見たくないなら、今のうちに片付けてくんねーか?
って。まさによね。笑
他にも、ばーさんになって、写真に写ってる人は誰?って子どもたちが思うくらいならば、捨ててしまってあげるのがエチケットだよ。と。
この捨てられないメイコさんにボソリと一言ツッコミを入れる旦那さまが素敵でした!!!!!!!
面白い!芸能界ネタも、三島由紀夫が割腹の3日前に読んだ娘の詩。黒柳徹子とのやりとり、などなど、なかなか聞けないエピソードがほんとに面白かった!!!!!! -
昭和のお宝、捨てちゃうんだもんな。すごい!
-
それぞれの終活が世の中に溢れている.メイコ流はトキメキではなく実用,大事なものから捨てる,なかなか出来ないだろうけれど一理ある.
-
メイコさんの在り方が好き。自分に素直で周りの人を大事にしながら、一人で気楽に生きているところ。
沢山の人との交流の思い出が財産
80を超えたらパステルカラーを着よう
好きなものを好きなように食べる
夫を1日1回笑わせる
見限りのよい主治医が必要
-
メイコさんは、常識や観念にとらわれない自由な人だ。
長く芸能界に身を置きながら、妻として母として嫁として立派にやり遂げておられるのが凄いと思う。
自然体でステキな生き方だな。 -
私もこの世を去るときはスーツケース3つ分くらいの荷物にしておきたいなぁ。