- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065249598
作品紹介・あらすじ
「こんな世の中で、自分は、自分の会社は
今のままやっていけるのだろうか」
そう不安に思っている人は少なくないでしょう。
やっていけません――それが私の答えです。
どうすれば世界に誇れる人材・組織になれるのか?
本書は、過去や世界に視野を広げながら、
将来の見取り図を描くことが狙いです。
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■ すぐそこにある「コロナ以上の危機」
■ 会社が成長し続けるために必要なこと
■ 命とカネ、どちらが大事か?
■ 「SDGs」「ESG」の看板にだまされるな!
■ 会社にとって大事なのは「中身」と「実行力」
■ いまの株高は「ゴルディロックスのスープ」
■ 韓国よりも低い日本の平均年収
■ 株主第一主義から脱却せよ
■ 会社の本質とは何か
■ いまこそアダム・スミスに戻るべき理由
■ 日本が誇るべき「伝統的な商売哲学」とは?
■ 脱成長経済なんてありえない
■ GAFAも長くは続かない!
■ これから世界を支配するのは中小企業
■ ダウ採用銘柄に見る企業の栄枯盛衰
■ 今後は大企業の中小企業化が進む
■ 人材とアイデアをヨコにつなげて最適化せよ
■ いつまで上座・下座にこだわっているのか!
■ 社外取締役のウソ
■ DXでもタテ型社会は変わらない!
■ アメリカと中国、真の覇権国はどっちか?
■ 米中衝突時代に求められる日本企業の役割
■ 中国を封じ込めることはできない
■ 米中は共存共栄せざるを得ない
■ 根深い白人至上主義
■ 人口逆転に対する白人の恐怖心
■ 中国は分裂していく方向に進む
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以上のように、本書が扱っているテーマは、
ウィズコロナ社会、資本主義の変遷、
会社の栄枯盛衰、日本企業のタテ型社会、
米中新冷戦……と多岐にわたります。
会社と仕事をめぐっても課題は山積しています。
いっこうに上がらない給料の手取り、
あとを絶たない不祥事、
創業やイノベーションの遅れ……。
そうした問題意識を中心に据え、
これから日本の会社と私たちの仕事が
どんなふうに変わっていくのか、
あるいは変わっていかざるをえないのか。
会社大変革の時代を私なりに予測し、
ともに考えていきたいと思います。
これからは、変わる勇気と覚悟を持った
組織だけが生き残り、
これからの世界を支配する!
感想・レビュー・書評
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大変革の時代に日本国として会社として人間として、どう生きていくべきかを問う書。
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大手企業のマネージャークラスが、何となく世界は経済はこういう方向性なんじゃないかってと考えてることを、超有名経営者も同じような感覚ってわかってちょっと安心、頑張ろう!って感じでした
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1294742 -
この人の本は面白いんだが、毎回一緒だな。。って感想を持ち始めたら、本を出し過ぎ、ってことだと思う。他で読んだエピソードが出てくることと、そのときは、丁寧に誤解のないように意識して書かれてたものが、2回目3回目となると、アラが目立ってくる。(筆者が手を抜き始めるのか、読者が理解が深まって深読み出来るようになってしまうのか、)
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ご自身の経験から、分社化の権限委譲での失敗を詳らかに告白するなどを含め、本気で日本人と日本企業を変えて欲しいという、現役への願いを強く感じる内容。
社外取締役への否定的な意見には痺れた。ですよねー。 -
書名よりも大所高所から日本社会・世界を見た内容だと思う。
大企業寄りの話ではなく、ひとりの人間としての視点に中国大使などを努めた経験を踏まえて、意見・憂いを述べている。そういうことで、とてもためになる本。
あまり主義・思想としてどこかに立脚しておらず、冷静な状況分析と、是々非々での判断がされていると考える。中国に偏るでもなく、欧米にかたよるでもなく。
書名で損をしているように思うが、このほうが売れるのだろうか。 -
後書きを読むと、
コロナで外に出られない期間
長大な「西洋の没落」を
再読したという記述。
八十を超えてもその姿勢を
持つじーさまが日本にどれだけいるのか。
書いてあることは、まあ、常識的な内容。 -
書かれていることは、分析と洞察に優れている。「SDGs」を声高に唱える企業の欺瞞に言及するあたりさすがだ。企業は株主のものからステークホルダーの利益のためというあたり、近年のポスト資本主義にも踏み込んでいるのでしょう。しかし「あんたがそれ言うか」。