これでは数字が取れません (講談社タイガ)

著者 : 望月拓海

• 講談社 (2021年9月15日発売)

作品紹介・あらすじ

メフィスト賞作家・望月拓海が次に描くのは映像業界！？

放送作家で成り上がる。そう夢を見て勢い任せに東京に来た大城了は、放送作家育成の名門といわれる企業「韋駄天」の門をたたいた。

そこで出会った超・人見知りな美少年・乙木花史は、他人とのコミュニケーションに難はあっても、実はすごい才能を秘めていて……！？

光、そして闇が溢れる「放送作家」の世界で「彼ら」は悪戦苦闘。すべては、誰かの人生を変えてしまうような番組を作るため……！

みずみずしい筆致をもって描かれる、若き放送作家たちの叫び・懊悩・きらめきーー。
すべてが入った熱狂的青春譚、堂々開演！

感想・レビュー・書評

[ブルースさんの感想 · 2023年5月17日]

了君素直で良い奴。彼目線でお話語られていて、難しい言葉使わずに、人の気持ちの難しいところを丁寧に描写してて良かった。ライト、ダークのリング上のやり取りのシーンは見ててジーンと来た。何かに挑戦すること、一生懸命やることってかっこいいなと改めて思えたお話だった。

[講談社文庫さんの感想 · 2023年1月31日]

稼ぐヤツは億って金を稼ぐ。それが「放送作家」って仕事。異色のお仕事×青春譚開幕！

[ともりぶさんの感想 · 2022年4月17日]

放送作家のお仕事小説。もう少し揉まれても良いかと思う。

[るーさんの感想 · 2022年1月16日]

花史と了の関係性いいなと思いました！
面白かったー。
主人公の了の人柄に好感が持てます！ちょっと辛い状況になっても明るく新しい発想で乗り切るところが読んでてて楽しかったです

[kitkityoさんの感想 · 2021年10月30日]

面白かったー。笑える。そしてなぜかうるうるくる。

著者プロフィール

横浜市生まれ。日本脚本家連盟会員。 放送作家として音楽番組を中心に携わった後、2017年「毎年、記憶を失う彼女の救いかた」で第54回メフィスト賞を受賞し、小説家デビュー。著書に「顔の見えない僕と嘘つきな君の恋」「透明なきみの後悔を見抜けない」など。

「2022年 『ザツキ　～私をスターにしなさい～（3）』 で使われていた紹介文から引用しています。」