- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065250358
作品紹介・あらすじ
「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、四人もの「被害者」が出てしまい、少なくなってしまった「島」のメンバーは「犯人」の正体を突き止めるために奔走する。
一方、「本土」では、島田と江南が、海難事故に遭い亡くなってしまったミス研の元メンバー・中村千織の墓参りに向かう。そこには、意外なものが残されており――。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」!
感想・レビュー・書評
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半年前に謎の焼死を遂げた建築家・中村青司が島に建てた十角館。そこを訪ねたミステリ研メンバーを襲う連続殺人もいよいよ佳境に!手がかりはすべて示された。あなたは真相に辿り着けるか?!
原作で話の筋は知っていても、絵の迫力に圧倒される。表情や吹き出しでの明暗の使い分け、議論のスピード感、殺人が進むにつれて広くなっていく十角館の空白の魅せ方も上手いよね。原作とは違い、メガネを着けることで謎を解く決意を新たにするシーンも熱かった。こういう部分も目が離せないよね。
原作とは違う千織が死んだ原因についても明らかになってきた。まだ伏せられているカードもあるので、ここがどう結びついてくるのか気になる。謎が明かされていくたびに、謎が深まる十角形の迷路。島と本土。断絶された仲間が辿り着いた道の果て。読者だけがすべてのヒントを与えられている。
いよいよ次巻がラストということで、どう魅せてくれるのか期待しかない。このまま館シリーズを漫画化していってくれないかなと淡い期待も抱きつつ、来年を楽しみにしてます。 -
4巻なので基本構造は割愛。
・・・そして4巻ではあるが、一つのミステリ譚をコミカライズで丁寧に表現しているわけで、この巻に的を絞った感想は難しい。
三人になった島のメンバーが、捜査・分析をし状況を把握しつつ推理を重ねるシーンがメインとなろうか。
本土のシーンは余り多く割かれていない。
原作は読了済み。
コナンくんが大きく改編されていることを踏まえて、根本的に物語を変えてくる可能性もあるが・・・。
次巻最終とあるわけで、おそらく完結するのだろう。
どんな着地をするのかも楽しみだし、次の館へ続くのかも楽しみだし。
今後の展開があった場合、コナンくんの立ち位置も楽しみだ。
まぁ、小学生になったりはしないだろうが・・・。 -
だんだん盛り上がって参りました
早く続きが読みたい…!!!
巻末の4コマ漫画、釣りのやつ面白かった