アンナ・コムネナ 1 (星海社COMICS)

著者 :
  • 星海社
4.35
  • (11)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 161
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065264591

作品紹介・あらすじ

「私が皇帝になって世界を平和にする!」西洋中世唯一の女性歴史家、ビザンツ皇女アンナ・コムネナの少女時代を鮮やかに描く!

ーーーーーー
『ローゼンメイデン』『しゅごキャラ!』『清少納言と申します』の PEACH-PITさん推薦!

このCP推せる!!

アンナとニケフォロスの幼い夫婦関係にときめきが止まりません。
運命のほうお手柔らかにお願いしたいです…が、史実なんですよね…
ーーーーーー

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4コマのヒストリエみたいと思ったら、ホントにツイ4の連載作品だった。
    今まで大河ドラマを4コマにすると言う発想が無かったけれど、4コマの連続のリズムがいい。本来ならば長い話に4コマごとにオチがつく感じが新鮮で、軽いノリが、主人公の可愛さをひきだしている。長編漫画のはみ出し漫画をまとめて読んでいる感覚。
    関係ないが、新九郎の応仁の乱を4コマでやったら良かったんじゃないかと思った。

  • ビザンツ史を知らなくても知っていても楽しめる作品。主人公アンナ・コムネナが本当にエネルギーに溢れている。夫ニケフォロスとの関係性もなんとも素敵な描かれ方。登場人物がみんな生き生きとしていて個性豊か。個人的にはアクスークのキャラクターはツボだった。彼も実在の人物だが、こんなにも歴史上の実在の人物たちが鮮やかに肉付けされていて、なおかつ実際に歴史書に描かれているエピソードまでさらりと取り入れられているのには感動。しかも全編フルカラー! 読んでいて心が弾む作品。

  • きゃわわ

  • 1ページ4コマの形式で綴られる、実在の人物ビザンツ皇女アンナ・コムネナの物語。
    時代としては11世紀末。十字軍が始まった頃。
    歴史エンタメを期待して読み始め、実際それは面白いんですが、それ以上にアンナとニケフォロスの「結婚物」として滅茶苦茶面白いです。

    ◆結婚物
    エピソード「婚礼」で心を掴まれました。
    本を読むときはメモを取るのですが、「もうだめ、おれはこの夫婦のとりこ…」というメモがこの作品への思いを概ね表してます。(ダイイングメッセージみたいなメモだ……)

    ◆アンナの原体験
    本巻の内容としては、エネルギー溢れる、賢く理想を持つ少女アンナの「生き方」を構築するエピソードが語られた巻、という印象でした。
    この後の彼女の人生は、本巻で語られた原体験を軸に進んでいくのかなと期待です。

    ◆十字軍
    最近コテンラジオで十字軍を聞いたところだったなと。
    本巻の進みと見比べながら、並行して聞き直すと色々発見がありそうですね。
    互いに副読本的に楽しめそうです。

    ◆アクスーク
    ポジティブ少年として登場。
    ゼロ年代の後ろ向きな感覚で読むとピンとこない(マシーン的な人物に映る)けど、2010年代以降の感覚で読むと、よく馴染むキャラだなという印象です。
    世界が人生が酷いのなんて当たり前だし、その上で楽しもうぜ、みたいな。

  • フルカラーでびっくり
    アンナちゃん(とニケフォロスとアクスーク)大好き!

  • 2巻まで読みました。
    ビザンツ帝国の知識のとっかかりとして読みました。

    アンナすぐ激情にかられて泣く。
    全体的に軽く見せかけて感情が激重。
    衣装もキンキラキンで重そう。
    この栄華を背負う者の責務が主題みたい。

  • ビザンツ帝国というなかなか見かけない時代の歴史漫画。絵柄が可愛くて話も4コマ形式で分かりやすく読みやすかったです。

  • ビザンツ帝国史というか中世史には明るくないですが、とても面白かった。
    とにかく主人公のアンナが魅力的で、若い夫婦もほんわかして可愛らしく、そこに絡む歴史的背景も興味深くて、もっと読みたいと思った。
    あとがきで触れられていた参考図書も読んでみたくなりました。

  • ビザンツ帝国の女性歴史家が主人公とのこと。
    ストーリー4コマだとは思わなかった。
    コミカルに進むけど、その実、シビアだったり人死にがあったり。
    面白いのは面白いので、続き読みたい。

  • 全編フルカラーは豪華。皇族の婚約者の突然の死から、軍事貴族の子息との政略結婚を命じられたアンナ・コムネナ。子自らが皇帝になるべき、たとえ弟を消してもという強い思い、また歴史書をものすのだ、そのためにできることはなんでもやりたい、と。うまくいかなくても「報われなくても好きでいることは自由」という言葉は夫の胸を撃ち。最後は、敬愛する父とともに戦場に立つ夫に、見てきたもの聴いてきたこと全部私に話しなさい、と見送る14歳のアンナ・コムネナ、というところまで。セリフ、背景説明がなかなかにぎっしり。井上浩一「歴史学の慰め:アンナ・コムネナの生涯と作品」を読んだ身にはふむふむとたのしく読めたが、そうでない身には大丈夫だろうかと要らぬ心配。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

俳優・演出家・古代ギリシア音楽家・作家。北海道出身。国際基督教大学卒業。首都大学東京大学院博士前期課程中退。西洋古典学を専攻し、ギリシア悲劇を研究する。座・高円寺劇場創造アカデミー演出コース修了。著書に漫画『うたえ!エーリンナ』(星海社)、小説『百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い』『百島王国物語 竜騎手の反逆』(星海社)がある。

「2023年 『アンナ・コムネナ 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤二葉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×