北斎 HOKUSAI 日新除魔図の世界

制作 : 九州国立博物館 
  • 講談社
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本棚登録 : 28
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065265864

作品紹介・あらすじ

2022年4月16日(土)~6月12日(日)開催特別展「北斎」展公式図録。
門外不出、九州国立博物館のみ公開を許された、「日新除魔図」200枚以上を一挙掲載する他、代表作の数々とともに、画業とその素顔に迫る決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 2022年の春に九州国立博物館にて開催された北斎展の公式図録。
    本書の肝は、重要文化財「日新除魔図」全219枚が掲載されている点。
    80歳を過ぎた北斎が「日新たに魔を除く」ことを願い、ほぼ毎朝、獅子や獅子にゆかりのある人物などを、日付と共に描いたのが「日新除魔図」。
    厄除けのために日課として半紙に描いていたある意味プライベートな絵で、版画や摺物や着色肉筆画とは違う、パッと見は下絵的な絵ではある。
    信州の北斎館にも日新除魔図の一部があり、別の展覧会で一度観たことがあるが、サラサラと速い筆さばきを感じつつも、非常に躍動感のある獅子が描かれていて引き込まれるものがあった。
    九州国立博物館収蔵の「日新除魔図」は、
    門外不出、九州国立博物館のみ公開を許されたモノであるため、現物を見る機会はなかなかない。展覧会の図録ではあるが一般書籍で出版されたのでこうやって目にすることができるのが
    ありがたい。図書館で借りたが購入すべき本。

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著者プロフィール

2005年、福岡県太宰府市に開館。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をコンセプトに、文化交流展示(平常展)と、年4回程度の特別展を開催。多様な文化や歴史を体験できる「あじっぱ」も設置するほか、学校教育との連携や、保存科学にも力を入れている。独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館と福岡県立アジア文化交流センターが共同で管理運営している。

https://www.kyuhaku.jp/

「2022年 『北斎 HOKUSAI 日新除魔図の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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