- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065267622
作品紹介・あらすじ
※このシリーズは1巻完結型です。基本的には、どの巻から読んでも楽しめます。でも、第1巻から読むと、もっと楽しめると思います。
かねやま本館の”ウラ側”が、明らかに……!
妖しげな女将とおいしいごはんで、いま、いちばん中学生を癒やしている、「かねやま本館。」シリーズ第4巻!
〇このシリーズここがすごい!
・書店員さん、司書さん、子どもたちからのアツい支持!
・受験テキストにも多数使用!
・シリーズ全巻ゾクゾク重版!
・第60回講談社児童文学新人賞受賞(1巻)
・第50回児童文芸新人賞受賞(1~3巻)
〇みんなからのアツい要望がゾクゾク届いて続刊決定!
大人向けにも文庫化希望の癒やし本です!――うさぎや矢板店 山田恵理子さん
本当に疲れたら、ゆっくり休んでいいんだよ、力を少しでも蓄えたらジャンプして浮上できるよ……と思える読後感。――宝塚市立中山五月台小学校 学校司書 崎山さん
教室の生徒も夢中になって読んでいます。読書初心者にも本が大好きな人にもおすすめします。――大手進学塾 現役教室長 akiraさん
中学生の頃に欲しかった言葉が、保健室で伝えたかった言葉が、この1冊にあふれてる。――元・養護教諭 にじいろさん
〇ひとつでもあてはまる子は、必読!
□ 自分は、不器用なほうだと思う
□ 友だちの作り方を知りたい
□ 大切な人がいる
□ 「自分」を好きになりたい
□ 湯治場(トージバ)って、なに?
□ 「かねやま本館」のウラ側をのぞきたい!
〇4巻あらすじ
「ここで、働かせてもらえませんでしょうか?」
あやしげな住民が営む、不思議な湯治場「かねやま本館」。
愛する孫を救うため、従業員になりたいと申し出たクジョーが見たのは…!?
第4巻では、今まで隠されていたかねやま本館の裏側が明らかに…!
心優しいおじいさん・クジョーは、不器用な孫・朋佳を残して死んでしまったことが気がかり。
そんなクジョーにみんなが教えてくれたのは、悩める中学生が集まる湯治場「かねやま本館」。
ここなら朋佳がやってくるかも!と思ったクジョーは、かねやま本館を営む小夜子さんとキヨに「かねやま本館の従業員になりたい」と言いに行くが……。
第4巻では、舞台はなんと死後の世界! 「かねやま本館で出てくる料理はどうやって作られているのか?」「お湯はどのように入れ替えているのか?」「銀山先生はどうやって第二保健室に来ているのか?」「どうしたら、従業員になれるのか?」「従業員側のルールって?」など、従業員になりたいクジョーといっしょに「かねやま本館”ウラ側”の謎」に迫っていく。
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目。
クジョーが新たにかねやま本館の従業員になったことで、今までベールに包まれていたかねやま本館の謎が明らかに。
何巻から読んでもOKとのことだが、ワクワク感を味わうなら、やっぱり1巻から順に読むのがおすすめ。
クジョーの孫を思う気持ちに、何度もウルウルしながら読了。 -
かねやま本館の営業側のお話で、ずっと気になっていたことの数々が明かされます!
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このシリーズはどうしてこうも泣けるのだろう…。私もかねやま本館に行きたい、と思わずにはいられない。
今回は、かねやま本館側メインのお話。従業員になったクジョー目線でいろんなことが明らかに。あっちの世界とこっちの世界、そしてかねやま本館の正体。出てくる人が本当にみんな良い人で、晴れ乞いのところは特に感動した。
生きることは、大変なこと。休息しないと疲れてしまう。子どもにも大人にも伝えたい、1巻からずっと小夜子さんとキヨが行ってくれている言葉。
今後はクジョーもいっしょに出てくるのかな?またこのシリーズが読みたい。 -
きれいに3巻で完結していたのに、突如現れた4巻目!!
期待半分不安半分でしたが…
うまくまとまりましたね〜
宮藤常彦さん、ビジュアル!?も含めていいキャラしてます…
ただやっぱり4巻、というのは違和感しかなく、「保健室経由、かねやま本館。おもかげの大イチョウ編」のほうがよかった!?こんな感じで続いていくなら連番でもいいんでしょうけど。
しかし…小夜子さんが銀山先生に変わるのはホラー、かも笑 -
話題になってからシリーズを読み始めたので、よくできたお話だがマンネリ化するかもなーと思っていたが、いやホントによくできている。なーんて、本作にいたっては、一歩引いてられないくらいパワフルかつストレートな励まし力にじーんときてしまった。
そうそうみんなあなたの幸せを心から祈っているの。こんなふうに伝えられるのか。そうか、この本を渡せばいいのか。
シリーズを重ねるほどに右肩上がりに面白くなるぞ。3巻で謎が解かれ、これで完結してもおかしくないところ、4巻でさらに世界の構造を明らかにしてきた。続刊が楽しみです。 -
4作目は、はじめてかねやま本館からの視点。
いままで謎に包まれてきたかねやまの裏側がたっぷり描かれる。新キャラ、クジョーもとてもよかった。
クジョーの孫への想いに胸を打たれる。
基本的に一巻完結なので、どこから読んでもいいんだけど、それでもやっぱり3.4巻は1.2巻を読んでいた方がいろんな伏線を楽しめるんじゃないかなあ。
このシリーズ、毎回クライマックスにかけての畳み掛け方が尋常じゃない。今回こそは泣くまいと思ってたのに、やっぱり泣いてしまった。 -
老いて病気になり75歳で死んだ宮藤常彦(くどう つねひこ)
心残りは孫の朋佳(ともか)のこと──家族とも中学校ともなじめず祖父の自分といるときしか居場所のない朋佳がまた一人ぼっちになってしまう
“こっちの世界”に来た常彦は“あっちの世界”から休息が必要な中学生がやってくる湯治場「かねやま本館」のことを知り、一縷の望みを託してクジョーとして働かせてもらえることになる
クジョーの願いが通じたのか、「かねやま本館」に招かれた朋佳
「素性を明かしてはならない」という従業員のルールを守りながら朋佳を見守るクジョー
受け入れてくれる人がいることに朋佳は気づけるのか
《かねやま本館の“ウラ側”が、明らかに……!》──帯のコピー
「保健室経由、かねやま本館。」は第60回(2019年)講談社児童文学新人賞受賞作(応募作の名義は「松本めぐ」)
2020年6月の単行本第1巻発刊と同時に大きな反響を呼び、1〜3巻で第50回(2021年)児童文芸新人賞も受賞
本書はシリーズ既刊3冊に続く最新作、2022年1月刊
「休んでいいんだよ」というメッセージをこめて、すべての人に
2022年夏に5巻、冬に6巻が刊行予定とのこと