- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065278543
作品紹介・あらすじ
「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、続々と「被害者」が出てしまい、五日目の深夜……十角館は炎に包まれる。
一方、「本土」では、島田と江南が「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」の「真相」に辿り着く。しかし、青司の娘であり、海難事故に遭い亡くなってしまったミス研の元メンバー・中村千織の墓を訪れた二人は「あるもの」を見つけ、島田が気付きを得る。そして、江南の元に「合宿に行ったメンバーは全員死亡」の報せが……。
誰が、何故、どうやったのか。そのすべてが明かされる。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」、ついに完結!
感想・レビュー・書評
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叙述トリックを漫画でどうやって???と思い読んでみました。小説の方を先に読んでいたので「犯人、このキャラだよね?」と思いながら読んでいて最後のあの一行のシーンは見応えありました。やっぱり騙されました。画力があるからこそ成せるトラックです。
以下、ネタバレです
本土と角島をゴムボートで往復するのはめちゃくちゃ体力使いそうだなぁと改めて思いました。 -
15年以上も前に、大好きだった綾辻作品がコミックスになっていて、嬉しくて迷わず手に取りました。
最終巻を読んで、あれ?こんなだったっけ?と。
文庫本を読み直すことを決意。 -
小説は読んでないが、これは面白い‼️
コナン君がコナンちゃんだけど多分だけど気にならない。そして絵が綺麗。 -
未だかつて漫画でこんなに感動したことがなかったのでどう言葉で表したらいいのかさっぱりわからない。少年漫画で盛り上がったことはあったが、ベクトルが違う。「文学」として感動できる漫画は稀有ではないか。
小説の『十角館の殺人』を読み感激したくちの私。漫画版が出るらしいぞ、というので「どれどれ」と読み始めた程度だった。小説では表せても、漫画では限界が見えるのではないか。内心そわそわしていたが杞憂だった。内容は綾辻先生完全監修。漫画のテイストもまさに「ぴったり」。不安要素はゼロ。
そしてこの最終巻。原作ファンとしてラストにはかなり期待していたが、それを大きく上回る完成度のものをぶつけられてちょっとキャパオーバーになってしまった。いい、いいリライト。核心の設定も原作とは変わっていて、それがノイズなく華麗に繋がっている。漫画表現のタメも完璧。コミカライズで原作を超えて進化することって、ある?どうやらあるらしい。脱帽です。 -
原作未読で漫画から入りましたが、十分楽しめました。
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小説読了済、でも大分前だからほとんど忘れているというステータスで読んだので、あのシーンは衝撃的でした。清原さんの画力であの持って行き方は、あああああ…っ!ってなること間違いなし。
小説でも同じ衝撃を受けて、1巻を読んだ時点では、あれ、こうじゃなかったっけ?という程度の記憶はあったはずなのに。マンガだとあり得ないという先入観があったのか、すっかりやられてしまいました。 -
最初はスマホとかWi-Fiとか現代のものが書かれてるし、河南くんは女子大生になってるしでついていけない部分もあったけど…でもすごく緻密に描かれてる!と思った。小説版『十角館の殺人』を読んで犯人を知ってるといえ楽しめました。
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守須が髪を下ろすシーンが殺人よりも1番ドキッとした