京都船岡山アストロロジー2 星と創作のアンサンブル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065279663

作品紹介・あらすじ

「女子高生占星術師」じゃなくて、「女子高生作家」になりたい!
神宮司桜子は、受験生になる前に小説に挑戦することにした。
桜子がスタッフとして働く船岡山書店の2階に住む高屋誠は耕書出版の元文芸編集者だという。
さっそく高屋に桜子は協力を要請するが……。

感想・レビュー・書評

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  • 2作目も楽しく読めました。

    タイトル通りの星と創作にスポットが当たってます。
    今回多く取り上げられた月星座(内面)や土星(試練、課題)が気になります。自身の取り扱い説明書のような感じで、内面に語りかけ地獄状態から浮上した、桜子ちゃんはとても冷静で真っ直ぐな子だなぁと思います。
    出版に関しても全く知らない世界なので、お仕事場面を覗き見させてもらっている感じでした。

    ホームズさんが名前だけ登場したり、くりす先生も意外な感じで好感がもてました。

    高屋と桜子は少しずつ近づいていますが、まだまだこのまま微笑ましい感じでいてほしいです。

  • 続編の第2巻。

    月は、内面や心、素の自分を暗示する。
    自分の月の場所を知ることで、『自分は何をしていれば、満たされるのか』を知ることができる。

    月星座は落ち込んだりした時に、心を満たしてくれるヒントになる。

    自分の月星座、そして土星は何だろう?
    気になるので時間があれば今度調べてみようと思いました。

  • ☆4

    シリーズ第2巻

    本作も楽しく読ませて頂きました❁⃘*.゚
    「創作」がテーマということもあり、1冊の本が出来上がるまで、どれだけ大変なのかを改めて実感しました。
    これからもまだまだ続いてほしい作品なので、続編を楽しみにお待ちしております(*´˘`*)

  • 同じ作家さんで満月珈琲店から、占星術繋がりで、積読2冊目。
    占星術を絡めつつ、人の縁が一段とつながってきた感じで面白かった。
    この2冊のシリーズを読むと、占星術をしてみたくなる。

  • 占星術をふんわりと取り込んだ京都を舞台にした出版業界小説、第二段。みんな悩みながら占いに励まされつつ頑張ってゆく。京都なので、ホームズさんや相笠くりすが登場して、ホームズ読者としてはニヤリとしてしまうおまけ付き。
    占いには全く興味ないけれど、許せる範囲内でストーリーに使われています。そうそう、日本3大ダンジョンという所が面白かった!結構普通に検索で出てくるのね~。最近は渋谷がカオスだと思います。横浜はたまに行くと景色が変わっててヤバい(地形で覚えておかないと)。あー、でも普通に東京の地下鉄乗り換え歩いてて迷えるけどなぁ、私。

  • 題名の通り“創作”に関する星占いが多いが、大事な事を決めるために占いをするのではなく、ちょっとした心の支えとして星を読んでいるところが良かった。

  • シリーズ2作目。1作目がなかなか面白かったので、シリーズ化されることを期待していました。

    本作は、なんとなく、みんな落ち込んだり、自分と向き合うちょっとツライ時を過ごしたけど最後は元気になってエンディング、という感じのストーリー。

    桜子は高校生作家を目指すもデビュー作の売れ行きが不調で落胆。でも耕書出版のみんなの力を借りながら、作品づくりに必要な視点を獲得しながら少しづつ元気を取り戻します。
    柊は星読みを再開するも、昔の信者からツライ仕打ちを受けることもあり、いつも飄々としたイメージがある彼にとってはちょっとテンションが下がる出来事。
    高屋はといえば、母から毎月謝罪の手紙が届くなか、柊との会話で自分の本心を見つめなおし。。

    そんな出来事が続いた一冊だからでしょうか、ラストの船岡山公園での「桜まつり」での一幕は、なんだかジ~ンとくるものがありましたね。高屋の一周年も思いがけずお祝いされるという、読み手にとってもサプライズな出来事があり、桜の季節ともあいまって幸せに包まれたエンディングでした。

  •  女子高生作家を夢見てWEBで小説を公開していた桜子。その小説が編集者の目に留まりデビューが決まるが、発売された小説は売れ行きが良くなく、二作目を出しては貰えなかった…

     拘りが強く、自分の思い通りに装丁をした結果、泣かず飛ばすな結果になった桜子のデビュー作。喧嘩友達みたいなポジションの高屋の意見を素直に聞いた結果デビューできたけれど、現実は甘くなくて。桜子の周りが本当に良い人ばかりで落ち込んだ桜子もその人達のお陰で立ち直ってよかったです。桜子と高屋も少しずつ距離は近づいてはいるけれど、カップルとなるにはまだ道のりは遠そうですね。

  • 大好きな望月麻衣先生の作品! 今回も出版と小説家さんの話が興味深くて面白かったーヽ(=´▽`=)ノ。星占いの話も良かったよ~♪。この作品、やっぱりわたし、すごーい好きかも! 高屋さんと桜子さんのこれからも、見ていきたいかも! 3巻、是非、みたーい! 小説家になるのは大変だけど、桜子さんにはこれからも頑張って欲しいな~! 朽木さんも頑張って欲しい! 朽木さんみたいな感じには憧れる! くりす先生は恋人、出来たんだね、良かったね! お似合いだと思う~♪。

  • 24.04.06読了
    サラッと読みやすい。望月さんの作品は、キャラがハッキリしてて読みやすいのと、作品を越えて人物が出てくるから、繋がりがあって面白い。
    このシリーズは星読みだから、自分のが分かって読むともっと読みやすいだろうなとは思った。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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