イクサガミ 地 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.23
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本棚登録 : 1379
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065280126

作品紹介・あらすじ

第1巻『天』が続々ランクイン、大反響!!☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 第1位!/「時代小説SHOW」2022年時代小説ベスト10 文庫書き下ろし部門
 第2位!/読書メーター OF THE YEAR 2022 第2位

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討て。生きるため。
武士の時代の終幕――魂の戦い!

読者の熱烈な支持を受けた、明治バトルロイヤル譚。
待望の第2巻!


〈あらすじ〉
東京を目指し、共に旅路を行く少女・双葉が攫われた。
夜半、剣客・愁二郎を待ち受けていたのは、十三年ぶりに顔を合わせる義弟・祇園三助。
東海道を舞台にした大金を巡る死闘「蠱毒」に、兄弟の宿命が絡み合う――。
文明開化の世、侍たちの『最後の戦い』を描く明治三部作。待望の第2巻!
【文庫書下ろし】

感想・レビュー・書評

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  •  本シリーズ第一部「天の巻」も〝面白さマシ〟でしたが、第二部「地ノ巻」は更に〝面白さマシマシ〟です。
    (ラーメン屋かよ!)

     殺戮の旅『蠱毒(こどく)』は、日を重ね距離を増すごとに過酷なものになっていきます。
     厳しい道中を更に魅力的にしているのが、強者たちの出自と歩んできたドラマです。これらが交錯することで、想いの逡巡、苦渋の決断など、人としての強さと弱さが描かれ、単純なデスゲームに深みを与えているようです。この内面の描かれ方は前作以上に感じました。
     加えて、このデスゲームの主催者や意図も明らかになって、「天の巻」以上に物語が加速し、壮大になっていきます。益々目が離せません。

     残り23人となり、地ノ巻終了。いざ最終巻へ!
     「三部作で面白いらしい‥」と聞き、第三部発売後に一気に読もうかと思っていたのですが、我慢できずに読み始めてしまいました。
     噂に違わず、最高ーっ! と思いながらここまできました。が‥、ま、まだこの続きが読めない! 最高に美味しい食事を味わっている途中で、目の前の料理を取り上げられた気分です‥。悲しい‥。
     一・二巻の発売間隔からすると、第三巻刊行予定は来年夏とか? えっ、今年中? 誰か教えてー。待てませーん! 今村翔吾さん、お願いですから、どうか、どうかぁ、なるべく早い発行を!

  • うひゃ~

    もうなんて言うか凄く浅い上に凄く軽くて頭の悪い設定だと思う
    要するに最高

    めちゃくちゃ文才のある中学生が書いたようなお話ですわ
    要するに最高

    なんだろう、六角形の能力値は全部Maxの5あるのに4つくらいあえて2にして書いてるみたいな感じよ
    2にしてるんだけどたまに5が出ちゃうみたいな
    (ちっともわからん)

    はい、明治の世に生き残った達人たちが戦いながら東海道を進み東京を目指す『蠱毒』
    もうなんかすげーのよ
    切り合いがカッコイイしもう、今回は騎士出てくるし騎士!
    明治の世なんで拳銃ばんばん撃ってくる敵いるし、主要キャラは当然避けるし
    もう、全部入れてきたな!っていうね
    今村翔吾さん全部入れてきたな!っていうね
    全部入れてくるって中学生か!
    破綻してないところが凄すぎ、やっぱ中学生じゃないわ(当たり前)

    そして今回は遂に歴史上の人物、大久保利通、前島密、川路利良とか出してきた上に
    えーーーー!この人悪役にしちゃって大丈夫?なんかクレーム来ない?って人が『蠱毒』の黒幕だし、あの人斬りも登場、『蠱毒』の真の目的も明らかになる
    もーーー全部入れてきてすっちゃかめっちゃかの『イクサガミ地』

    とにかく『イクサガミ人』早く出して!
    10人中35人はこの感想になる面白さやで!

    • ひまわりめろんさん
      今村翔吾さんはね
      軽やかさがいいんですよ
      だからまぁ土瓶さんには合わないわよね

      戦闘シーンとかも敢えて軽くしてるんだと思うんだよね
      エンタ...
      今村翔吾さんはね
      軽やかさがいいんですよ
      だからまぁ土瓶さんには合わないわよね

      戦闘シーンとかも敢えて軽くしてるんだと思うんだよね
      エンタメ重視
      2023/07/18
    • 1Q84O1さん
      図書館にまだ置いてませーん_| ̄|○ il||li
      楽しみに待っているとこです!
      図書館にまだ置いてませーん_| ̄|○ il||li
      楽しみに待っているとこです!
      2023/07/18
    • ひまわりめろんさん
      早く入るといいね〜(≧∇≦)b
      早く入るといいね〜(≧∇≦)b
      2023/07/19
  • 本作が出てから約9ヵ月、いくら待っても図書館に入らない!
    しびれを切らしてリクエストを出しました

    その後、1週間もしないうちに入りましたの連絡が

    はやっ!Σ(゚Д゚)

    待って待って待った9カ月は何だったんだろ…(^.^;


    とりあえず、手元に届いたので気持ちを切替え読み始めました


    うぅぅぅぅぅ…
    うぅぅ…
    やばい…
    覚えていない…
    話の流れも、登場人物も覚えていない_| ̄|○ il||li

    つよーい人たちが殺し合いながら東京を目指して行くっていうのは覚えていたけど…

    あとは何にも覚えていなかった

    すっかり忘れている…w

    貫地谷無骨?
    菊臣右京?
    三助?
    響陣?
    って誰…(・・?

    だって愁二郎すら忘れていたもん
    こりゃひどいなと自分でも思いましたよw


    けどね、覚えてなくても問題なかったです
    だって、秒でこの死闘「蠱毒」の世界に惹き込まれていくんだもん!

    ひとつの戦いが終わったかと思うとまた次の戦いが!
    ハラハラドキドキの展開
    息つく間もなく襲ってくる死闘
    とにかくこのスピーディーな展開が最高!


    最高!のところで本作も終わっちゃった
    続きはどーなるの!?

    薙刀使いの秋津楓、元英国陸軍のギルバートと新たなキャラの登場

    幻刀斎との死闘は…

    少しずつ分かり始めた「蠱毒」の謎


    いやぁ〜、コレは次回作が楽しみで仕方ないです!

    • 1Q84O1さん
      みーわさん♪
      待っても待っても……、ダメ!
      待ち切れずにリクエストしました!w
      忘れてしまったら、まとめて3巻一気読みもいいかもしれませんね...
      みーわさん♪
      待っても待っても……、ダメ!
      待ち切れずにリクエストしました!w
      忘れてしまったら、まとめて3巻一気読みもいいかもしれませんね^_^
      2024/02/10
    • Manideさん
      1Qさん、こんばんは。

      私、家の前に図書館あって、それなりに利用するんですが、「そうか、図書館リクエスト」というのがあるのかと、、、今更知...
      1Qさん、こんばんは。

      私、家の前に図書館あって、それなりに利用するんですが、「そうか、図書館リクエスト」というのがあるのかと、、、今更知りました。恥ずかしながら、、、

      図書館にないな〜と思ったら諦めていたので、早速リクエストしてみます。勉強になりました(^^)
      2024/02/11
    • 1Q84O1さん
      Manideさん、こんばんは!
      リクエスト便利です^_^
      購入もしくは取り寄せてくれるのでいいですよ!
      私は一時期リクエストしまくってました...
      Manideさん、こんばんは!
      リクエスト便利です^_^
      購入もしくは取り寄せてくれるのでいいですよ!
      私は一時期リクエストしまくってましたw
      2024/02/11
  • 早くも化け物同士の一騎打ちが始まるし、双葉は攫われてしまうし、残り84人。さてさて、これからどうなるの。…という前巻から続くお話。

    〈蠱毒〉の道行きも中盤にかかる鳴海宿から再開。
    攫われた双葉を追った先には京八流の残党が集まり、愁二郎が鞍馬から抜け逃げた後の顛末が語られたところに、彼らを狙う幻刀斎が追い縋る。なんとか逃げ延びた池鯉鮒宿では最後尾で通過した罰の「黒札」を持たされ全ての参加者の狙いの的となる。
    合間に語られる愁二郎の過去や碧眼の男の出自などなど、手を変え品を変え色々なことがスピーディーに語られて、大久保利通や前島密まで出てくるとは驚いた。
    とは言え、戦いの描写が何度も繰り返されるのはいささか単調に感じ、強者同士の斬り合いを除けば人が簡単に死んでいくのが続くのもあまり気持ち良くないところもあって、引き続き評価は微妙。

    〈蠱毒〉の黒幕の存在やその思惑も透けてきた浜松郵便局での攻防から紀尾井坂での襲撃までは一気呵成でやや持ち直す。どうなった、大久保!?
    残り23人。さあさあ、この後どうなるの。

  • もう読み終わってしまった……どうしよう、続きが気になりすぎてどうにかなりそう(笑)
    また一年以上待つ日々が来るのかと思うと少しでもゆっくり味わいたかったけど、読み始めるとダメだ……止まらない!!
    本当におもしろかった!!

    今回は因縁ある愁二郎の義兄弟も登場し、どんな波乱があるのだろうとドキドキした。
    新たなキャラクターも癖のある、また味わい深い猛者たちで、みんな元気に生き抜いて欲しいと願わずにはいられない。
    でも、何人かいなくなりそうで今から気分が落ちる(笑)
    特に響陣はねぇ、死んでほしくないんですが、どうなんだろう。

    愁二郎はあいかわらず素敵だし、双葉はどんどん心が強くなっていってる。
    あと、歴史上の大物たちも絡んできて、名前が出てくるたびにゾクゾクしてしまった。
    益々、るろうに剣心の世界とシンクロしてしまう。

    とにかく読みやすいし勢いがあるので、あっという間に終わっちゃいます!
    だから、前作のときも言いましたが……今村翔吾さん!続きを早く!!
    どんなに分厚くなってもいいから、一日でも早く読ませてください!!

  • 明治初期に繰り広げられるバトルロイヤル第2巻。

    話がどんどんとんでもない方向へ行ってしまった感じで、ちょっと混乱気味。まさか幕末の大物たちが次々に出てくるなんて、予想外の展開に驚いた。まさかの黒幕にもびっくり。
    そして前回同様、登場人物が多くてこれまた混乱。簡単な人物表を入れてほしい。

    ここから次回の最終巻でどんな展開になるのか。どうか忘れない内に出してほしい。

  • 時代小説✖️デスゲーム
    3部作の2巻目!!

    あ〜今回も面白かった〜!!

    多額の賞金目当てに集められた強者たち。
    始まったのは、配られた得点の札を奪い合い東京を目指すというデスゲーム。
    2巻目になってようやく、主催者側の全貌や意図が明らかになってきた。
    大久保利通や前島密など、歴史上の人物も絡んできてさらにスケールアップしてた!

    デスゲームの中で繰り広げられるもうひとつの闘い、京八流の継承者達×幻刀斎も気になる〜。
    これはキングダムでいうところの羌瘣の話みたい!

    今回、登場人物で気になったのは、橡(つるばみ)。
    なかなか謎キャラで魅力的かも〜。

    今回もまたこんな所で終わってしまった。
    先が気になって仕方ないやん(><)
    今年中には3巻目発売されるとの事だけど、うずうず、、あ〜待ち遠しい〜!!

    • mihiroさん
      1Qさ〜ん、おはようございます♬
      2巻目もいっちゃいました〜✌︎(๑˃̶͈̀◡︎˂̶͈́๑)✌︎
      さらに面白くなってきましたよ〜!
      1Qさ...
      1Qさ〜ん、おはようございます♬
      2巻目もいっちゃいました〜✌︎(๑˃̶͈̀◡︎˂̶͈́๑)✌︎
      さらに面白くなってきましたよ〜!
      1Qさんにも早く読んでほしい〜〜
      図書館早く入るといいのに(>_<)
      2023/07/11
    • 1Q84O1さん
      お〜い、としょか〜ん〜!
      早く入れてくれ〜〜〜!w
      お〜い、としょか〜ん〜!
      早く入れてくれ〜〜〜!w
      2023/07/11
    • mihiroさん
      そうだそうだ〜!笑笑
      そうだそうだ〜!笑笑
      2023/07/11
  • 今村翔吾『イクサガミ 地』講談社文庫。

    直木賞受賞作家による3巻完結シリーズの第2巻。文庫書き下ろし。

    明治時代を舞台にした高見広春の『バトル・ロワイアル』か板垣恵介の『刃牙』、はたまた夢枕獏『小説 ゆうえんち バキ外伝 』のような設定のバトルロイヤル剣豪小説。

    292人が参加した『蠱毒』はいつの間にか76人に絞られた。宿場を通過するうちに次々とその数を減らす参加者。最後の章では、その数僅か23人。

    終盤にいよいよ『蠱毒』の主催者の驚愕の正体とその目的が見えて来る。第1巻にも増して、面白くなって来た。大久保利通、前島密といった歴史上の偉人も登場し、物語を一層面白いものにしている。

    明治11年の深夜。京都の天龍寺に『「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与える』という内容の怪しげな文書に釣られて集まった腕に覚えがある292人が七つの奇妙な掟に縛られた『蠱毒』という名のゲームに参加する。

    主催者の槐が率いる謎の集団が配った1枚1点の木札を首に掛けた292人の参加者は手段は選ばず、他者の木札を奪い合いながら点数を稼ぎ、東海道を辿って1ヶ月後の東京を目指す。

    この地獄のゲームに参加した嵯峨愁二郎は、訳あって金十万円を必要とする12歳の少女・双葉を守りながら東京を目指すが、双葉を義弟の祇園三助に奪われる。

    蠱毒に参加する三助は、京八流の継承戦を放棄した愁二郎と決着を着けようというのだ。しかし、愁二郎と義兄弟たちの前に現れた刺客の岡部幻刀斎が凶刃を向ける。

    敵対関係にあった愁二郎と義兄弟たちは幻刀斎を倒すために共闘を結び、さらに双葉からの提案で『蠱毒』の参加者を仲間に引き入れる。

    『蠱毒』というデス・ゲームと因縁の幻刀斎との死闘の行方は……

    いつの間にやら、漫画化もれていたいたようだ。確かに漫画向きの小説である。

    定価935円
    ★★★★★

    • ゆきみだいふくさん
      ことぶきジローさん。はじめまして。
      ゆきみだいふくと申します。
      この本、あらすじを読んだ瞬間、
      絶対読もうと思ってすぐ購入し、今、積読してお...
      ことぶきジローさん。はじめまして。
      ゆきみだいふくと申します。
      この本、あらすじを読んだ瞬間、
      絶対読もうと思ってすぐ購入し、今、積読しております。^^;
      今『高校事変』にはまってまして
      それが落ち着いたら読もうと思います。
      楽しみです(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)
      2023/05/29
    • ことぶきジローさん
      ゆきみだいふくさん。はじめまして。コメントありがとう。『イクサガミ』は三部作で、天と地が刊行されているので、最後は人ですかね。『高校事変』は...
      ゆきみだいふくさん。はじめまして。コメントありがとう。『イクサガミ』は三部作で、天と地が刊行されているので、最後は人ですかね。『高校事変』は14巻にスピンオフも出て、長い長いシリーズになりました。こちらも面白いですよ。6月と7月に15巻、16巻も刊行されます。少しずつ楽しみましょう。
      2023/05/29
    • ゆきみだいふくさん
      ことぶきジローさん、コメントありがとうございます❢
      がんばってそこまでたどり着きたいと思います。
      ことぶきジローさん、コメントありがとうございます❢
      がんばってそこまでたどり着きたいと思います。
      2023/05/29
  •  明治11年、大金を賭けた侍たちのデスゲームに剣客の愁二郎は、少女を守りながら闘い抜いていく。侍たちの最後の戦いを描く第2弾。

     デスゲームを軸に、愁二郎の兄弟たちとの因縁の対決やデスゲームの謎が次第に暴かれる展開など、夢中になって読んでいる自分がいました。

     歴史上の人物たちも重要な役割として描かれ、明治初頭の時代の空気感が伝わってきました。

     明治11年という時代も意味があることがこの巻で理解することができました。

     果たして次の最終巻で生き残れるのは誰なのか、とても気になって仕方ありません。 

  • 1巻あるのね!2巻から読んでしまった。
    そりゃー分からんはずや。誘拐して兄弟で斬り合い始まって、強敵きて、強敵を倒すために東京へ札を集めながら旅する話。なんでしょ?展開が早くて面白いんだけど時代物って頭に入ってこないのよね、、、途中で外国の話に飛んでよう分からなくなってしまった。
    大久保利通!勉強したわぁー何した人でしたっけ?

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著者プロフィール

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’18年『童の神』が第160回直木賞候補に。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』が第163回直木賞候補に。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、「くらまし屋稼業」シリーズ、『ひゃっか! 全国高校生花いけバトル』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。

「2023年 『イクサガミ 地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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