メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ (講談社選書メチエ)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065280140

作品紹介・あらすじ

憂鬱――この厄介なる気分を、人類はどのように捉え、対処し、表現してきたのか?
古代から現代に至る芸術・医学・哲学を渉猟し、時に死や恐怖と、時に創造的知性や天才と結びつけられ、また治療の対象ともなってきた「メランコリー」の系譜を明らかに。さまざまな災厄に見舞われる現代という時代――親しい人との別れ、死や病への恐怖、ストレスフルな仕事や人間関係、経済格差、パンデミック、気候変動……――を知的に捉え、生き抜くためのパースペクティブは、その「遺産」のなかからもたらされる。
泰斗による決定版文化史。

[本書の内容]
第1章 古代から中世へ
1 古代の苦悩
2 病理から気質へ――四体液説
3 天才の憂鬱――プラトンからアリストテレスへ
4 医学の中世
5 土星のメランコリー
第2章 ルネサンスと宗教改革
1 幾何学の憂鬱
2 宗教改革
3 遠近法の誕生
4 宗教的メランコリー
第3章 近代の始まり
1 モンテーニュ
2 デカルト
3 治療されるメランコリー
4 バロックの想像力
第4章 現代へ
1 精神医学と悪魔
2 精神分析の登場
3 喪とメランコリー
4 根源的な喪失

感想・レビュー・書評

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  • 『メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ』(谷川 多佳子):講談社選書メチエ|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000365887

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      (著者に会いたい)『メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ』 谷川多佳子さん:朝日新聞デジタル(有料会員記事)
      https:/...
      (著者に会いたい)『メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ』 谷川多佳子さん:朝日新聞デジタル(有料会員記事)
      https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15372839.html
      2022/07/30
  • 第1章 古代から中世へ
    1 古代の苦悩
    2 病理から気質へ――四体液説
    3 天才の憂鬱――プラトンからアリストテレスへ
    4 医学の中世
    5 土星のメランコリー
    第2章 ルネサンスと宗教改革
    1 幾何学の憂鬱
    2 宗教改革
    3 遠近法の誕生
    4 宗教的メランコリー
    第3章 近代の始まり
    1 モンテーニュ
    2 デカルト
    3 治療されるメランコリー
    4 バロックの想像力
    第4章 現代へ
    1 精神医学と悪魔
    2 精神分析の登場
    3 喪とメランコリー
    4 根源的な喪失

  • ギンズブルグやアガンベンも引用されていて面白かったが、
    よく整理されてますねという以上の感想が出てこない。

  • 古代から近現代にかけてのメランコリーの捉え方の移り変わりについて。ジャコメッティのキューブのインパクトがすごい。

  • 【書誌情報】
    メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ
    著者:谷川多佳子
    発売日 2022年06月09日
    価格 定価:1,760円(本体1,600円)
    ISBN 978-4-06-528014-0
    通巻番号 766
    判型 四六
    ページ数 216ページ
    シリーズ 講談社選書メチエ

     憂鬱(メランコリー)――この厄介なる気分を、人類はどのように捉え、対処し、表現してきたのか?
     古代から現代に至る芸術・医学・哲学を渉猟し、時に死や恐怖と、時に創造的知性や天才と結びつけられ、また治療の対象ともなってきた「メランコリー」の系譜を明らかに。さまざまな災厄に見舞われる現代という時代――親しい人との別れ、死や病への恐怖、ストレスフルな仕事や人間関係、経済格差、パンデミック、気候変動……――を知的に捉え、生き抜くためのパースペクティブは、その「遺産」のなかからもたらされる。
    泰斗による決定版文化史。
    [https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000365887

    【目次】
    第1章 古代から中世へ
    1 古代の苦悩
    2 病理から気質へ――四体液説
    3 天才の憂鬱――プラトンからアリストテレスへ
    4 医学の中世
    5 土星のメランコリー
    第2章 ルネサンスと宗教改革
    1 幾何学の憂鬱
    2 宗教改革
    3 遠近法の誕生
    4 宗教的メランコリー
    第3章 近代の始まり
    1 モンテーニュ
    2 デカルト
    3 治療されるメランコリー
    4 バロックの想像力
    第4章 現代へ
    1 精神医学と悪魔
    2 精神分析の登場
    3 喪とメランコリー
    4 根源的な喪失

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著者プロフィール

一九四八年、東京都生まれ。パリ第一大学博士課程修了(哲学博士)。専攻は近世哲学。筑波大学名誉教授。著書に『デカルト研究――理性の境界と周縁』(岩波書店)、『デカルト『方法序説』を読む』(岩波現代文庫)、『主体と空間の表象――砂漠・エクリチュール・魂』(法政大学出版局)、訳書にデカルト『方法序説』『情念論』(ともに岩波文庫)、ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『ヒステリーの発明――シャルコーとサルペトリエール写真図像集』(上下、共訳、みすず書房)、ライプニッツ『モナドロジー 他二篇』(共訳、岩波文庫)などがある。

「2022年 『メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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