作品紹介・あらすじ
「私が皇帝になって世界を平和にする!」後の西洋中世唯一の女性歴史家、ビザンツ皇女アンナ・コムネナの青春時代を鮮やかに描く!
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帝位継承者として一歩ふみだした弟のヨハネス。弟以外の兄弟には深い慈しみを示しつつ、弟には消えて欲しいと思い、それが伝わってしまっているアンナ。そんな姉弟に仲良くなってほしいと素直でまっすぐな気持ちをぶつけるアクスーク。妻アンナへの愛しさがますます増していってるブリュエンニオス。アンナは、ときに父の政策へ思いを馳せ、ときにブリュエンニオスの愛情と才能の深さにあらためて感じ入り、無意識にギーに知らない扉を開かせ、学識ある宦官に手をさしのべようとして裏切られ。皇帝には私こそふさわしいという誇りを胸に、父や夫へはまっすぐな愛情を向け、学問にはげみ、公式の場で存在を示そうとし、認められればうれしく…と。最後は、今後ヨハネスを遠征に随行させ、その補佐にブリュエンニオスが任命されるところまで。
著者プロフィール
俳優・演出家・古代ギリシア音楽家・作家。北海道出身。国際基督教大学卒業。首都大学東京大学院博士前期課程中退。西洋古典学を専攻し、ギリシア悲劇を研究する。座・高円寺劇場創造アカデミー演出コース修了。著書に漫画『うたえ!エーリンナ』(星海社)、小説『百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い』『百島王国物語 竜騎手の反逆』(星海社)がある。
「2023年 『アンナ・コムネナ 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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