- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065289839
作品紹介・あらすじ
デビュー後、編集部の要請で送られていた習作短篇3篇とデビュー当時の様子を友人に書き送った「ハサミ男の秘密の日記」を収録。独特の笑いとセンス、ペーソスを湛えた殊能将之初期作品集。
2013年の急逝後も、ミステリファンの間で語られ続ける著者の未発表作品を待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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良い。ハサミ男に似てるユーモラスな地の文、好き。きっと殊能将之さんご本人も愉快な方だったんだろうなぁと思った。とんでもないエピソードがゴロゴロ出てくるし。
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デビュー作「ハサミ男」で有名なミステリ作家、殊能将之先生の未発表短編と「ハサミ男」の誕生前日譚とも言える日記を収録。殊能将之ファン・ハサミ男読了済の人向け作品集
「犬がこわい」
正直、オチは予想出来てしまった。しかし犬嫌いというか動物嫌いの主人公の語りには「ハサミ男」にも通ずる独特の理論がある。
「鬼ごっこ」
こちらもタイトルから着地点は予想がつく…設定は気をてらった物だが詰めは甘い。日本史が苦手だと少しイメージしにくい。
「精霊もどし」
こちらは世にも奇妙な物語系。読みながら予想していたオチは外れた…のか?ラストで語られる一言の意味に悩む…。死後の世界とは??
「ハサミ男の秘密の日記」
これが求めていた本番。「ハサミ男」のストーリー上の誕生秘話かと思いきや、殊能先生の日記(私小説?)でやや驚く。エキセントリックで尖ったイメージがあったが、意外と素朴な文章。何となく二階堂奥歯女史と雰囲気が似ているな…とも思う(知識量とふと現れる素朴さの不思議な両立とか) -
彼の文体が単純に好みですので、全てあっという間に読み終えました。
未発表作品が見付かって本当に良かった!!
「ハサミ男の日記」は氏がメフィスト賞をとった際の体験記で非常にコミカルに書かれてあり、笑いながら読んでいました。
ハサミ男の時にも思いましたが、この才能が消えてしまった事が残念でなりません。
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もう作品が読めないのは残念です。どれも面白かったー!
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なぜ今まで未発表だったの?って思うくらい面白かった。特に2作目の「鬼ごっこ」は追う側、追われる側のどちらに対してもドキドキして読めた。現実離れしてるけどそこが良き!
「ハサミ男の秘密の日記」はメフィスト賞のドキュメンタリー的で興味深かった。 -
『ハサミ男の秘密の日記』が一番よかった。
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ハサミです
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『ハサミ男』の著者による短篇集。没後発見された短篇3篇と「ハサミ男の秘密の日記」収録。