- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065291863
感想・レビュー・書評
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一篇の詩を差し出してくれるこんなお店があれば行ってみたい。
なんてすてき きみといられるなんて
(『なんてすてき』タデウシュ・ルデヴィッチ)
さあ、いっしょに出かけよう、君と僕と詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新しい詩との出会いを求めて借りてみた。個人的には、詩を読むのが好きな分、途中で詩が止まって「ぼく」と「マスター」のやり取りが挟まれるとリズムがズレて読みにくいな…と感じた。
詩を出してくれるバーは行ってみたい。でも詩は自分一人でゆっくり味わいたいタイプ。なのでこの作品のストーリーは求めていた内容(イメージ)とは少し違った。
詩はよく分からない、という人には「こういう読み方もありますよ」と切り口を見せてくれるという面で良いのかも。 -
読みやすい語り口で歯応え・読み応えのある詩の世界に誘ってくれる優しい作品。詩そのものはずしりと来たり、じっくりと向き合いたいものも多いのですが、いぬのマスターの優しい誘いのお陰で心がやさしく解された後に詩を読めて、さらに詩の解釈もマスターと「ぼく」がアシストしてくれるのがまたいい。ただし心が柔らかくなっている状態で読む詩は思いのほかガツンと来るのでちょっと注意した方が良いかも。
自分と向き合うきっかけ、見落としたものや目を逸らしてるものに気づくきっかけも沢山貰える良い本でした。
これは美味しいお酒をお供に再読したい………… -
雰囲気が素敵な本でした。
詩って難しい印象があったけど、やっぱり難しかった…
マスターとお客さんが噛み砕いて話してくれるけど、それでも難しいと思うところはありました。
でも、分からないなりに考えたり感じるところはあってとても興味深く読めました。
正しい解釈とかは置いておいて、なにかしら自分の感情が動けばそれでいいんじゃないかと思いながら読みました。
読む度に発見がありそうな気がするので、時間を置いてまた読もうと思います。