世界のまどねこ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065295786

作品紹介・あらすじ

家や建物の窓枠と可愛らしい猫の表情にこだわって、ヨーロッパ、アジア、世界中を旅して追い求めたベストショット。窓と猫とがこんなに相性がいいなんて! 朝、昼、夕の光が町の表情も変える。猫フォトエッセイの決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 世界中の、窓にいる猫の写真と、その紹介のような詩のような文章。みんな可愛かった。
    うちのねこも窓辺が好き。

  • 世界の街角の窓に鎮座している、あるいは寝そべっている猫たちとそこに通りかかった著者が対話をしている(かのような)本書。

    確かにカメラに向けられた猫たちの瞳は(中にはまったくカメラを無視している猫もいたが)何かを語りたそうにしている。いや、その眼の輝きが既に何かを物語っているようだった。

    それほどに猫の表情は豊かであることに改めて気付かされた本だった。

    ただただ猫の写真を眺めているだけで眼福。中でも気に入ったのは、片足をぶらりと窓の外に投げ出している姿の猫だった。この家の主人は自分であるというような風情である。

  • 絵になる猫は窓辺にいる。旅する人気フォトグラファーの猫エッセイ。〈文庫オリジナル〉

  • 窓辺にいると少し高い所から見下ろす形になるから、猫にとっては好位置なのか知ら。ヨーロッパの建物の壁は色鮮やかで、窓枠は額縁で、そこに猫がいればそれはもう、フォトジェニックな。映え。小紀行文としても読める文章が、その情景をまた、立体的なものにしてくれる。

  • 見た目麗しい猫ではなく、本当に街中で見かける世界中の普通の猫たちを写真に収め、それに文章を添えたもの。猫をチラチラ見ながら著者の文を読むことができる。
    ただ、その文章が写真に埋め込まれているところでは、文字色を変えたりと色々工夫はされているが、眼には優しくないところが多く、読みづらいのが難点。

  • 窓際のねこたちあれこれ。
    猫ちゃんってば、どこにいても可愛い。
    添えられた短文もなんだか楽しい。

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著者プロフィール

1962年愛知県生まれ。犬猫写真家。1988年よりテレビ番組制作の仕事につき、写真と映像を学ぶ。世界を旅して出会った猫や犬と人々との関係を、写真とエッセイで発表し続ける。近著に『猫のハローワーク』『猫のハローワーク2』(講談社文庫)をはじめ、『世界の看板にゃんこ』(河出書房新社)、『わたしが撮りたい”猫となり”』(主婦の友社)など。


「2022年 『世界のまどねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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