玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065298268

作品紹介・あらすじ

獣と人間が心を通わせることはできないのでしょうか――?


谷中感応寺の境内に居を構える「毛玉堂」。
動物好きでしっかりもののお美津と、腕は確かだが不愛想な医師・凌雲が営む、動物専門の療養所だ。
近頃、とってもお利口さんなのに、足腰に問題を抱える犬たちが頻繁に運ばれてくる。
その犬たちは全て、浅草寺の犬屋「賢犬堂」から買われていた。
何か原因があるのかしら? 美津は不穏な思いを抱くが――。


江戸の世でも、ペットを思う気持ちは今と変わらない――。
お江戸のドクター・ドリトル、もふっと可愛くほっこり温かい傑作時代小説第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • ねこぶん。ーねこぶんがくー|愛猫たちから生まれた「毛玉堂」/泉ゆたか|tree
    https://tree-novel.com/sp/works/episode/63383fb8431f6b3acae6a377e35cadd1.html

    人間の心も癒やす、江戸の獣医 『お江戸けもの医 毛玉堂』泉ゆたか | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    https://www.bookbang.jp/review/article/581782

    Otonai Chiaki | Tunmblr
    https://otonai-chiaki.tumblr.com

    『玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂』(泉 ゆたか):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000370596

  • 毛玉堂! 祝続編! このままシリーズ化よろしくお願いします(*^^*)

     今回は犬の話が多かったですが、その中に鸚哥やお仙の花嫁修業の話も混じって楽しかったです。

     この時代にもう鸚哥って買われていたんだとか思う私。
     知らないことを知るのは楽しいです。

  • わが家に白い猫とキジトラの猫がいるので、この表紙を見て即買い。毛玉堂シリーズ2作とも読み終えた。
    江戸時代に動物病院があったのかどうか想像できなかったけど、読んでみてようやくイメージがついた。
    時代小説も好きなので、私には読みやすく癒された。

  • 元小石川養生所の医師“吉田凌雲”と妻“美津”が営む『お江戸けもの医毛玉堂』の日々を生き生きと綴る続編 連作短編集

    的確な診療の凌雲、飼主の心に寄り添う美津
    お互いに信頼しあいゆっくりと愛情を育むふたりに頬が緩みます

    お仙、善次のレギュラー陣も登場し物語を彩ります

    動物のちょっとした仕草や表情がとても愛るしく目の前で見ているようです
    もの言えぬ家族たち、いのちの尊さが描かれた大好きな作品です

    シリーズ化、希望です!
    よろしくおねがいします

  • 毛玉堂シリーズ第2弾。
    今回も様々な動物、そして飼い主が登場する。でもどのお家の子たちも飼い主と強い結びつきで、読んでいて幸せだった。
    『けんけん堂』の謎についても解決して良かった。お仙ちゃんの嫁入りについても前向きに進みそうで良かった!
    お美津と凌雲の距離も縮まり、全体的に良いお話だった。
    5つの短編のうち、『目覚まし猫』が一番好き。

  • 凌雲と美津の夫婦が、やってくる患者動物にまつわる困りごとを解決していく様子が温かくて微笑ましい。
    仙も、いい子なんだよねー、ちょっと困ったところもあるけどw
    あの子もまた登場してくれて嬉しい。
    けんけん堂の主人が、本当はどういう人なのかと思ったら、そうだったのか。今後も登場してくるかな。
    元気なてろ助も可愛いわー。飼い主嬢も、分かってくれてよかった。
    夫婦の仲がゆっくり近づいていくのも微笑ましいし、きっと3作目もあるよね。
    凌雲目線のお話も読んでみたいかも。

  • 202211/シリーズ2作目。キャラや動物頼みな部分も多いので、困りごとやその解決など展開が強引だったり、そのエピソード必要かな?と思うところもあるけど、基本的にはほのぼの楽しめる。

  •  谷中感応寺の境内にある動物医院「毛玉堂」の物語。泉ゆたか「玉の輿猫」、お江戸けもの医毛玉堂シリーズ№2、2022.11発行。連作5話。なぜか話に入っていき辛く、5話中2話で失速しました。

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著者プロフィール

小説家

「2023年 『幽霊長屋、お貸しします(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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