ノーサイド・ゲーム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 912
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065299104

作品紹介・あらすじ

2019年「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR、第1位!
池井戸潤が描く、感動のリベンジ物語。

大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人。
とある大型案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、
同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。
かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。
巨額の赤字を垂れ流していた。
アストロズを再生せよ――。
ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。

2019年、TBS日曜劇場で日本中を熱狂させたドラマ原作、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 文庫本になるのを待ち侘びて発刊日に購入。

    面白かったー!!
    ラクビーの試合、あまり観たことなく、ルール無知だけど、試合会場にいるかのようだった。

    真っ当なことを全うに努力が大事、その場凌ぎの上部はいつかしっぺ返しくる!その通りだーっ!
    内容は、目新しい感じの構成ではないんですけど、この本の中に自分が入ってしまう感覚は、なんなんだろ、池井戸さん天才だからなあ。

    てか、多分わたし、既に池井戸さんを大好きになってるため、どんな内容でももう差分なく面白い枠に入ってしまう、、恋です。笑
    504頁、突き進んで読了!

    映像化されてるようで、誰出てたんだ?と思い調べると、大泉洋さんだー!!!北海道繋がりで好感持てる、
    けどなんか君島くん(主人公)役!?
    映像も見てみようと思います。

    ※レビューというか小学生の読書感想文のようになってしまいました笑 楽しかったー没頭をありがとう池井戸さん♡

    • おきさん
      立ち返るところは、池井戸さん。的な。

      なんなんさん、おかえりなさい!笑
      立ち返るところは、池井戸さん。的な。

      なんなんさん、おかえりなさい!笑
      2022/11/17
    • なんなんさん
      そです!笑 
      しかし、また新たに積読本を仕入れてしまいました〜楽しみ^^
      そです!笑 
      しかし、また新たに積読本を仕入れてしまいました〜楽しみ^^
      2022/11/17
  • 最高でした。

    何度熱くさせられ、何度涙を流したか。

    本気で誰かのために動き続けられる行動が
    人を巻き込み、想像以上の
    パフォーマンスを生み出す。

    小説だけど、これが本質なんだと本気で
    思った。

    改めて言おう
    最高でした。

  • 珍しくドラマから入った池井戸さんのテッパン小説。
    読む前から面白いと思っていたけど、やっぱり面白かったです。

    テーマ的には、「ルーズヴェルト・ゲーム」に近い感じで、
    社会人ラグビーの再建ストーリー。

    ※ルーズヴェルト・ゲーム
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062777959#comment

    ドラマを見たのがだいぶ前なので、
    ストーリーは完全に忘れていたのですが、
    ドラマのキャストの写真を見ながら小説を読んで、
    より臨場感を味わいながら楽しむことができました。
    こういう読み方もたまにはいいかな。

    ラグビーのルールが分からなくても、
    普通に楽しめます。

  • 面白かったなぁ一
    左遷された先が大赤字を抱える実業団ラグビーチームの建て直し。右も左も分からない中で欠点を見つけ改善案を投じ奮闘していく様はグッとくるものがある。何より凄いのは、よう分からん仕事に流されながらも、そこで奮起し、もがき、努力ができること。大概の人なら16億もの赤字部門を任されたら腐って埋もれてしまうもの……どこにいてもどんな仕事でも「やりがい」に変えるのは自分の取り組み次第と勉強になった。

    ひとつ言うなら、勝手な都合で退団移籍した選手が所属するチームとの決勝戦、もっと裏切り者が負けて悔しがる姿を書いてほしかったかな

    どのスポーツも応援してくれる人達がいて選手はそれ以上の力を発揮でき、それを見たファンは元気をもらえる。チームとファンは一進一退。私の地域にもサッカーチームがあるのでよく分かる。選手や関係者との距離が近いとやっぱり愛着が湧き、応援したい、観戦したいとなっていくもの。勝った負けたで月曜からの一週間、気分が左右されてしまう。
    プロも実業団チームも運営は本当に大変だと思うが未来のため、地域のため、我々の日々の「生きがい」のため、君嶋さんのように奮起してほしい!
    最後は本の感想と違う方向いってしまいました。あしからず

  •  成績不振にあえぎ、巨額の赤字を抱える社会人ラグビーチームを再生させる素人ゼネラルマネージャーの奮闘を描く。

     ドラマも良かったですが、やはり原作も夢中になって読みました。

     私自身ラグビーは縁のないスポーツでしたが、ラグビーのスポーツとしての魅力も強く感じました。

     ラグビーの素人である男がラグビーチームを再生させるために、今ある要素を最大限に生かし、足りない要素をどのように補充すべきかをもがきながらも推し進めていく姿はとても魅力的でした。

     人の活かし方、人とのつながり、それらをどう生かすかが大切であることが伝わってきました。

     そこには、考える力、言葉の力、人を思う力など、いつの時代になっても必要であることを再認識しました。 

  • 感動しました!全くの畑違いの部署に行っても、変革と改善に全力投球する君嶋隼人のすっかりファンになって応援していました。ラグビーに関しては無知ですが、楽しめました。こんな組織に仲間入りしてみたいです。

    • アールグレイさん
      お久しぶりです(((^-^)))

      スポーツ観戦、実は大好きなんです!
      ルールなんですが、アメフトとラグビーだけはわかりません。一応スポーツ...
      お久しぶりです(((^-^)))

      スポーツ観戦、実は大好きなんです!
      ルールなんですが、アメフトとラグビーだけはわかりません。一応スポーツとして、今フィギュアスケートをやっています!推しの選手がいて、昨日のトップの子はちょっと・・・・
      先日のサッカーは夜中まで観ていましたよ。
      (^0^)/ハハ
      クリスマスはどんな過ごし方をするのでしょう?
      ♪ (⌒o⌒)b♪
      2022/12/23
    • bomayuさん
      アールグレイさん

      ご無沙汰しています(^^)
      ノーサイドゲームは、本であまりにも感動して泣いて、Huluで大泉洋の同ドラマも全話見て、米津...
      アールグレイさん

      ご無沙汰しています(^^)
      ノーサイドゲームは、本であまりにも感動して泣いて、Huluで大泉洋の同ドラマも全話見て、米津玄師の切ない歌声に涙腺崩壊していました(笑)。
      そして、ラグビーのルールは全然分かっていません‥。
      フィギュアスケート、素敵ですね!人気の花形スポーツですが、ちょっとやってみようかしらと出来るスポーツではないので、凄いです!!
      2022/12/25
  • ちょうど日本でラグビーワールドカップが開催された年に新刊で出てから、文庫化したら絶対買う!と決めてた本作。(そのためにドラマもあえてスルーしました)

    よかったです。ちゃんと熱くなりました。
    企業×スポーツという意味で似ているルーズベルトゲームよりはスポーツ側のウエイトが大きかったかな?
    それだけにラグビー知らない人にはなんのこっちゃ分からん描写が多いかもです。

    君嶋が優秀すぎるのと、いきなり目に見えてチームが改善される点、もうちょっと紆余曲折欲しかったかなぁ。とは思います。

    偶然数日前に日経読んだら、日本ラグビー協会がどっかの企業と共同で君嶋が提案していたようなチケット販売や情報解析を行う、という記事を目にしました。
    まだやってなかったんかーぃ!
    少なからず本作が協会を動かした、のかな?日本のラグビー界がもっとよいものになるよう願ってます。

  • 左遷された男が会社のラグビーチームのゼネラルマネージャーをやりチームを建て直していく。
    ビジネスとしても面白いし、ラグビーに興味が湧いた。

  • 君嶋のチームに対する愛情、そして権力に屈せず立ち向かう姿に胸が熱くなった!
    GMとして分析力、判断力、責任感、どれをとっても申し分なく、まさに管理職を務める人間の鑑。
    こんな上司の下で働いてみたい。

  • 【再投稿】
    久しぶりの気楽に読めるエンタメ小説でした。成績不振で巨額の赤字を抱える名門自動車会社のラグビーチームを同社の経営戦略室からチームのゼネラルマネージャーに異動になった主役が立て直すというシナリオです。ビジネス小説というよりは、次々と現れるライバルを倒していくという勧善懲悪モノと言った感じでした。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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