一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本

著者 :
  • 日刊現代
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本棚登録 : 89
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065299968

作品紹介・あらすじ

★名著を名解説で楽しむ!
「芥川&三島」W受賞作家にして、“読書の達人”大岡玲による知的興奮に富む書評エッセイ! カフカにマルクス、司馬遼太郎。水滸伝からゴルゴ13……。誰もが名を知る古典や文豪の名作は言うに及ばず、埋もれたノンフィクションの佳作から、各分野の専門家たちの労作、そして古今の人気漫画まで。混迷の時代に読むべき名著・傑作を網羅。そこに展開される話題のレパートリーの多彩さは、博覧強記の作家の面目躍如だ。
★優れた書評は文学であり、鋭い時評でもある――。
稀代の読書家が紡いだ100話に及ぶ手練の時評は、必ずや読んだ者の心と知性を揺さぶるはず。令和元年5月から始まった「日刊ゲンダイ」誌の連載コラムを元にまとめ上げた本書は、いわば、読書日記の形で語った令和のクロニクルとしての一面を併せ持つ。コロナ禍に始まり、ウクライナ紛争や安倍元首相銃撃など激震が続いたこの3年半に思いを馳せて読み進めれば、時代を照射する著者の深い洞察を改めて感得できることだろう。
★100書評、読んでから読む、100名著。
“書評の匠”による名著を読み解くプロセスは、本を読む楽しさ、学ぶことの悦楽を改めて教えてくれます! 一読すれば、「時代」と「世界」への理解が深まること請け合い。

Part1 知恵と知識の博覧会! 専門家の著した傑作 29編
時には専門家の書いた傑作で「知ったかぶり」も悪くない/歴史とは探検・探索するもの。最後に闇が残れば、なお良し/言葉の重みに真正面から取り組む/科学は実に愉快である 
Part2 やっぱり凄い古典的名作 26編 
名作を再読する悦楽。そこには必ず発見がある/混迷の時代の今だからこそ、読み返すとハッとする古典/ 古代中国のロマンに思いを馳せる
Part3 この世界のリアルを描く 21編 
この時代に生きる人々を観察し、記録し、考える/複雑にして怪奇きわまる世界を読み解く/政治を政治家に語らせてはいけない/ユニークな戦争モノを掘り起こす
Part4 人生の愉しみを語る 11編 
人はなぜ旅に魅かれるのか/呑んで、食べて、愛して/芸能界の面白さは、洋の東西を問わず
Part5 作家の魂に触れる 13編 
本の中のキャラクターに惚れる/この著者の意気地が好きだ/埋もれた作家の数奇な作品に光を当てる

感想・レビュー・書評

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  • 一冊につき2〜3ページの感想本。光文社版の今昔物語現代語版もこの方が手がけられていたと知った。
    新書が多い気もするがゴルゴ13やへうげもの等漫画も網羅してある。

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著者プロフィール

1958年生まれ、東京外大卒。「黄昏のストーム・シーディング」で三島由紀夫賞。「表層生活」で芥川賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセーなど幅広い分野で活躍。「本に訊け!」「男の読書術」「ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ」などの著作がある。東京経済大教授。





「2022年 『一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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