なんで会社辞めたんですか?

  • 東京ニュース通信社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065311943

作品紹介・あらすじ

会社を辞める時、人はどのような決断をしているのか!? 
定年までの道が薄ぼんやりと見えてきた際に感じる不安…歳をとればとるほど会社を辞めづらくなっている悩めるビジネスパーソンにとって、経験者たちの生き様が、これからを生きるヒントとなるはずだ。

登録者数98万人超えのYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の人気コンテンツ「なんで会社辞めたんですか?」に出演した、退職経験のある6人のリアルボイスに迫るのは、テレビ東京の人気番組「家、ついて行ってイイですか?」の仕掛け人で「日経テレ東大学」企画・統括の高橋弘樹プロデューサー。

すべてのビジネスパーソンに贈る、忌憚のないメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • YouTube動画を文字に起こしただけなので、星2つ程度かと思ったが、日経テレ東大学が無くなってしまい、記録として本著の価値が向上。高橋氏もテレ東を退職。コロナ禍に愛聴していた番組が消えるのは、少しだけ感傷的な気分だ。

    それに、文字で読む事で、思考のリズム感との連動、反復性や行間の重み付けができる為、それはそれで。復習にもなる。

    宇宙飛行士の野口聡一氏。サバイバル訓練と言うのは冬場の山の中で耐え忍ぶとか、ストレスを乗り越えて一緒に課題を解決しないと全員死んでしまうような環境を何回も経験し、全員が生き延びたければ協力するしかないという感覚を磨く。宇宙も同じだと。

    改めて感銘を受けたのは以下の話。こうした、集中、幸せを感じるシーンのために、人は生きる。

    ー 自分が生きるために頑張ろうという、ピュアな意識を感じられる場面。宇宙飛行士で言えば、ロケットの打ち上げ。この8分間に自分の人生があると思える位、集中し、幸せを感じる。エンジンが点火してから燃料が燃えている一番危険な8分間をいかに生き延びるか、雑念がない。もう一つは船外活動。これは6時間と長いが、2人1組で最大の目的は生きて帰ること。こうしていれば自分は幸せだっていう自分自身にとってのニンジンを1日でも早く見つけて、それに向かって突き進むこと。

    竹中平蔵も相変わらず。佐久間宣行は面白い。探検家、角幡唯介は著作『極夜行』を読んでみたいなあ。後藤達也が慶応卒というのは本著で知った。色々、発見もあるものだ。

  • やりたいことをやるために辞めたことが伝わってきて、どの人にも好印象を持った。
    聞き手が実際にテレ東辞めたのも驚き。これだけ生き生きしてる人を見るとそりゃ影響されるよなと思う。

  • みんな誰しも一度は「会社を辞めたいなぁ」と思った時があるが、色んなことを考えて辞められずに毎日が過ぎていく。そんな中、辞める決断を実行した6人に、「なんで会社を辞めたのか?」を聞いた対談を本にしたもの。
    みんなちゃんとした考えを持ち、決断されてるが、誰一人「辞める準備が整って、辞めた」という人はおらず、タイミングを自分で作って辞めています。
    会社に残ることも決して悪いことではない。
    だけど、辞めることを何度か考えた人であったら…、

    もうすぐ人生の終わろうとしている時に、自分の人生に後悔をしないように、生きなければと思いました。

  • 野口聡一さんの「辞めたくなるのはそこから逃げられるからなのだ」に響いた。昔はストレスになる場所と発散する場所が同じだったが今は違う。だから辞めたいとか転職したいとかって思うのだね…
    組織に残って茹でガエルになるより興味のあることにトライすることを選んだ後藤達也さん。
    いずれにせよ、自分のことは自分で決める。ただ、それだけ。だって自分の人生なのだから。

  • 後藤達也さんのファンなので読ませてもらった。

    後藤さんが辞めた真相は、残念ながらわからなかったけど、本当に「急遽」決めたことだけはよくわかった。

    書けること、書けないことあるとは思うが、それぞれの立場で、大企業、安定した収入を捨てるのは、なかなか大変な決断だと思う。

    自分にはなかなか出来ないなぁ、でも、辞めてみたら見えるものが変わるのかなぁ。。と思っていた時に、著者のあとがきが印象的だった。

    レインボーブリッジとお台場を見渡せる「鳥の島」自由に見えるが、近づいたら鳥のフン臭いはず。かつ、そこからみたら、レインボーブリッジとフジテレビはキラキラしてるだろうなぁ。と。。

  • 大好きな元テレ東の高橋PがYouTubeでやっていた企画を本にしたものです。
    佐久間さんがでていることもあり買いました。

    面白いですね、退職についてこんなにちゃんと深掘り(もちろん建前もあるでしょうが)しているのってなかなかないし、結局著者の高橋Pはやめちゃうし。

    そういうストーリーとしても面白いですw

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著者プロフィール

高橋弘樹
映像ディレクター。1981年生まれ、東京都・錦糸町育ち。早稲田大学政治経済学部卒業後、2005年テレビ東京入社。『家、ついて行ってイイですか?』『ジョージ・ポットマンの平成史』などを企画・演出。2021年よりYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の企画・制作統括を務める。2023年2月末でテレビ東京を退社。同年3月より自身が代表を務める株式会社tonariでビジネス動画メディア「ReHacQ(リハック)」を開設。同名のYouTubeチャンネルは数日で20万人登録を突破。著書に『1秒でつかむ』(ダイヤモンド社)、『TVディレクターの演出術』(筑摩書房)、『都会の異界 東京23区の島に暮らす』(産業編集センター)、編著書に『天才たちの未来予測図』(マガジンハウス)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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