押井守の人生のツボ 2.0 (Bros.books)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065314258

作品紹介・あらすじ

監督・押井守の前代未聞の人生相談本が、新たな悩みを追加して刊行!

「友人のマウンティングがウザい」、「パワハラ、セクハラの線引きは?」、「成果を横取りする上司が許せない」、「母親との折り合いが悪い」など、寄せられたお悩みに答え、そのロジカルで実践的な回答が読者の間で話題を呼んだ『押井守の人生のツボ』が、増補版となって待望の再登場!

「結婚や出世に興味をもたず、マイペースに生きる息子や若者の姿を見ていると、日本がどんどん落ちぶれそうで不安になる」、「韓国ドラマ沼から抜け出せない」、「環境破壊をする人間に、その愚かしさを気づかせたい」など新たな悩みを加え、それぞれの“お悩みに効く映画”についても、たっぷり語っていただきました。

押井監督自身の体験と思索の日々に裏付けされた、刺激的でユーモラスなアドバイスに価値観を揺さぶられること間違いなしです。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!痛快!!!インターネットのプロモーション記事にて知った本。押井守監督、作品も面白いが、人としてもこんな面白い方だったのは初めて知った。もしかしたらアニメ映画作品よりも好きかもしれない。ちょっと他の本も読みたくなった。

    ずっと話を聞いていたくなる味わい深さだ。宮崎駿を筆頭とする他の有名監督のエピソードもめちゃくちゃ面白い。人生相談も、一見すると冷たいような答えでも表層的な内容ではないので、たとえ自分と意見が合わなくても読んでいると精神的に色々解放される。

    人生を楽しくするのにはオタクになるのがおすすめと言うのは完全同意だが、オタクになるにもオタクとしての才能と環境が必要だろう。監督と対話相手の渡辺さんふくめて、どうしようもないくらい重度の幸せなオタクばかりが周りにいるから、オタクになるのは簡単に思えるのだろうが人によっては難しい。押井守監督、理想は亀仙人だと語るが、すでに達観した選ばれしオタク仙人という感じがした。

  • 正確に言えばお悩み相談本ではない。なぜなら押井守にとって悩みとは解決できるものとできないものがあるからだ。もっと言えば、そんなもの大した悩みではない、と一瞬で看破してしまう場合もある。それは押井自身がまともに人生相談というものをしたことがないからで、だからこそスッキリハッキリとした回答ができるのかもしれない。笑えるところもあり、とても面白かった。

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著者プロフィール

映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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