ゆびさきと恋々(9) (KC デザート)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 573
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065318478

作品紹介・あらすじ

少しでも長く一緒にいられるように…。女子大生の雪は、聴覚障がいがあって耳が聴こえない自分にも動じることなく自然に接してくる大学の先輩・逸臣に惹かれ、好きになる。付き合い始めてからも何かと大切にしてくれる逸臣。彼の新たな面を知るたびに、もっと好きになる雪。逸臣から一緒に住むことを提案されたのを機に、話したことのなかった想いを打ち明け、両親とも誠実に話をして…!?

感想・レビュー・書評

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  • 雪ちゃんの両親の許可を得て、同棲を認めてもらえることに!!雪ちゃんと逸臣くんの新たな生活の始まりです。

    手話は手だけでなく、表情や体の動きで感情が自然と出てくる。嘘は体全体でついている。でも相手の事を思ってつく優しい嘘もある。
    ー逸臣さんは優しくない嘘はつけないと思う。何か考えがあって、それが最善だと思うならつき続ければいいと思う。あなたを信じているから。私はその嘘を信じているフリし続けます。

    雪ちゃんの逸臣くんを信じているという強い心を持っていて素敵だなと思いました。

    2024年1月よりTVアニメが放送されることが決定しています。優しい恋物語がアニメではどのように表現されるのか楽しみです。

  • 逸臣と雪の信頼関係が素敵です。雪に伝えなければいけないこと、すごく気になりますね。その時が来るまで信じて待つと言った雪は、すごく強いですね。そんな素敵な女性に私もなりたいです。

  • 逸臣は雪へ同棲を提案したのを機に、彼女の両親と顔合わせをした。不安はどこへやら、すっかり意気投合した両親と逸臣。いよいよ同棲生活をスタートさせるべく、二人は物件探しを始める──。

    逸臣の人間力と包容力よ!ぼくがお父さんでもメロメロになるわ!実家にも遊びに来てって言いたくなる(笑) 逸臣が雪の父に話したタトゥーの秘密は、彼自身の夢にも関わってくるのかな。なぜまだ話せないのか、話す時期も決めているというのもさすがすぎる。ただ、そのことに対して後ろめたさもある雰囲気も。そんな逸臣に雪がかけた言葉が心強い!

    「嘘は気づくと思います 手話って手だけじゃなくて表情や肩、腕 肘の動きとか 感情がダイレクトに体全体に自然と出てくる 嘘って体全体でついているんです でも相手に心配かけたくないとか 相手の事を思ってつく優しい嘘もありますよね 逸臣さんは優しくない嘘はつけないと思う 何か考えがあってそれが最善だと思うなら つき続ければいいと思う あなたを信じているから 私はその嘘を信じているフリし続けます」

    手話という言語の持つ深さ。雪にはきっと嘘はわかってしまう。それでも、逸臣が行動で示してきたからこそ、その嘘の意図を受け取ろうとする。読んでいて心が洗われるね。りんと京弥の同棲生活も順風満帆で何より。あのノートの工夫が素敵だった。そして、告白の過程がピュアすぎて読んでて「わぁ!」と、ちいかわみたいな声を出しちゃった。エマと心も同じく、末永く幸せにいてほしい。

    同棲生活の始まり、逸臣の家族とのオンライン対面など続きも楽しみ!1巻から読み返したんだけど、逸臣の母って一度も登場してないし、名前も出ていないよね。家族対面の時にそこは明かされる?

  • 上手く事が運んだ糸瀬家訪問、雪と逸臣の仲が認められたなら次は同棲を実行に移す…のだけど、逸臣の行動テンポはっやいなぁ(笑)
    いや、ちんたら進めるよりテキパキやった方が良いに決まっているのだけどさ(笑)

    世界中を飛び回るように行動も考えも早い逸臣。彼の帰ってくる場所になる為には雪は彼との生活をもっと現実的に考える必要も有って
    その一場面が表れたのが「雪に嘘をついていたらどうする?」という問いへの答えだったのかな
    逸臣としてはきっと何かしら不安を抱えての問いかけ、それに対して雪は彼を過度に責めない答えを返しているね。あれは逸臣にとって都合が良過ぎないからこそ、今の彼を満足させる答えとなるのだろうな

    また、雪は驚きの提案をしているね
    これまでは逸臣が雪の言葉・手話を知る事で二人の交流は深まってきた。それだけにここへ来て雪が逸臣の言葉であるドイツ語を学びたいと申し出たのは驚かされた
    自分の世界を壊さずに、それで居ながら相手の世界の尊さも知る。雪と逸臣がしている行為そのものがとても麗しいものであると感じられた瞬間だったよ


    ここまで描かれたのが精神的な交流であるならば36話で描かれたのは肉体的な交流の予兆か
    といってもストレートにそういう意味となるのではなく、恋人であるならば当然のように発生するそれに対して、明かりが限定される薄暗いベッド上にてどのように交流するのかという点をメインに描いていたように思えるけど

    期待と不安、読み切れない唇。雪は訪れるだろう展開を意識して逸臣に触れて、逸臣も触れ返す。けど、感触に籠められた『言葉』までは伝達が難しい
    だから雪は明かりを灯すわけだ。逸臣に伝えたい言葉を恋人として伝えるために

    今回は途中で終わってしまったが、それはそれで逸臣がどれだけ雪を大切にしているかの愛を伝えているようで、だからこそ雪がそんな場面で逸臣の「好きなところ」を伝えるのも愛情表現の一種だと感じられたよ


    逸臣・雪とは別の物語を紡ぎ始めているエマと心
    エマは自分の感情を向けるべきは誰にすべきかを気付いている。でも逸臣への恋が叶わぬと知ってから心との交流が深まっている状態だから、心の想いに応える事や実際に交際に至る事への恐れがあるのだろうね

    エマ一人では抜け出せない感情の迷宮、そこへララは驚きの提案をしたね!
    確かにそれを前提にすれば思い切り良く彼の想いに応えられるだろうけども(笑)
    それはそれで一つの解決策なんだろうけど、エマの側からその提案をするのってかなり難しくない……?

  • さすがに逸臣さんの家族も素敵だ!

  • 指先と恋々
    最新刊出たよ

    2023/07/28 更新

  • 雪ちゃんと逸臣さんが一緒に暮らすため、雪の両親へ挨拶に来た前巻からの続き。無事に許可をもらい、物件も見つけ、お引越し。次巻から同棲スタートですね。

    「嘘は気づくと思う」でも「その嘘を信じているフリし続ける」という雪ちゃんのくだり、本当に芯の強いいい子だわぁ。逸臣さんが雪にまだ話していないこと…いつ、何を伝えるんだろう。

    そしてこの漫画もなんと来年1月からTVアニメ化!漫画では表現しきれない手話の動き、楽しみです。

  • 雪の親と話して、帰るところから。

    親の許可も得て、新居も決まり新生活楽しみです!
    どんな暮らしぶりになるのか。

    今回も雪が可愛くて見惚れる場面がたくさんありましたが、実家帰りの手話は嘘が付けないという件で「あなたを信じてるから、私はその(逸臣が必要だと思う)嘘を信じてるフリをし続けます」と言う雪が力強いなぁと思いました。

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