- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065322260
作品紹介・あらすじ
妖怪博士の妖怪退治!!
「コックリ」「天狗」「狐憑き」から、「妖怪屋敷」「西瓜(スイカ)の幽霊」「経を誦(よ)む古木」まで、全国の妖怪事象を蒐集しつつ、御一新の世になお蔓延る迷信を一網打尽せんとした奇特な哲学者を突き動かしたものとは一体何だったのか?
「妖怪学講義録」「おばけの正体」など、妖怪学の創始者・井上円了の精華をオリジナルに厳選した、決定版アンソロジー。
[目次]
編者序文
妖怪談
妖怪学講義録
『妖怪学雑誌』論説
(真怪論/妖怪学と諸学との関係/忘憂術/論怪)
おばけの正体
補遺
(妖怪学講義細目/妖怪学講義参考書目/井上円了調査地一覧)
注
感想・レビュー・書評
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仏教哲学者井上円了の妖怪に関する講義や著作をまとめた本。
妖怪関係の本を読むと名前は度々拝見するのですが恥ずかしながら今まで読んだことがありませんでした。
こちらはアンソロジーと言うことで幾つかの著作がまとめられており、彼の考え方や仕事ぶりが分かりやすかったです。
妖怪と思われていた現象を「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とばかりに切り捨てて進む『おばけの正体』の容赦の無いこと。
現在では迷信と分かっている事柄も信じられていた江戸期から明治の時代、それを科学的に解明し人々を啓蒙しようとする力強い意志を感じました。 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/565729 -
東2法経図・6F開架:B1/1/2772/K
<書評>『妖怪学とは何か 井上円了精選』井上円了 著、菊地章太(のりたか) 編・解説...
<書評>『妖怪学とは何か 井上円了精選』井上円了 著、菊地章太(のりたか) 編・解説:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/268046?rct=shohyo