変身物語 上 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065332856

作品紹介・あらすじ

古代ローマの詩人オウィディウス(前43-後17/18年)が残した唯一の叙事詩、待望されて久しい文庫版での新訳!内乱が続いた紀元前1世紀の古代ローマは、その一方で「黄金時代」と呼ばれる詩や文学の最盛期でもあった。その初期を代表する詩人がウェルギリウス(前70-前19年)なら、後期を代表するのがオウィディウスであり、そのオウィディウスの代表作が本書『変身物語』にほかならない。愛する男女の往復書簡という体裁をとる『名高き女たちの手紙』、恋愛詩人としての本領を発揮した『恋の歌』といった初期作品で知られるオウィディウスは、愛を成就させるための技法を性的なものまで含めて赤裸々に指南する『愛の技術』を書いたことが一因となって、のちに流刑の憂き目に遭った。このあと後期の円熟を遂げるオウィディウスが、ローマの祝日や祭礼の縁起を説く『祭暦』(未完)とともに着手したのが、本書『変身物語』である。ウェルギリウスの『アエネイス』と並んでローマ文学における最高峰をなす本書は、オウィディウスが手がけた唯一の叙事詩であり、全15巻から成る大作となっている。その背景にあるのは「万物は流転する。すべての形あるものは生成しつつ、移ろう」(本書第15巻178行)と表現される世界観、宇宙観であり、事実、本書は原初の混沌から秩序としての世界の創造を歌う「序詞」から始まり、「金・銀・銅・鉄」の四時代、イアソンやテセウス、ヘラクレス、オルペウスといった英雄たちの時代、そしてトロイア戦争を経て初期の王の時代に至る壮大な世界史を描き出す。その質においても量においても他を圧倒する本書が後世に与えた影響ははかりしれない。その代表が、シェイクスピアやミルトン、モンテーニュであり、ルーベンスやブリューゲル、ダリである。にもかかわらず、文庫版で手にできる現代にふさわしい日本語訳は長らく存在していなかった。数々の名訳で知られる訳者が自身のライフワークとして手がけたこの新訳は、今後のスタンダードとして長く読み継がれていくことを確信するものである。「上」には第1巻から第8巻を収録。上下巻それぞれに「人名・神名索引」と「地名・民族名索引」を掲載した。

感想・レビュー・書評

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  • 『変身物語』上下 オウィディウス (岩波文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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    『変身物語 上(オウィディウス)』|感想・レビュー - 読書メーター
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    オウィディウス 変身物語 (上) - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b247125.html

    変身物語 上 | 学術文庫&選書メチエ | 講談社
    https://gendai.media/list/books/gakujutsu-bunko/9784065332856

    『変身物語 上』(オウィディウス,大西 英文):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000381419

  • 新着案内を見て2023年10月23日図書館から借り出し。
    先に誰か借り出していて待たされたのに、本を開いた形跡がない。新本だとなんか嬉しい。ただし、学術文庫は例によって字が細かいのと、本文と訳注だけで450頁を超えるので期限までには読み終えそうにもない。
    詳細な訳注を気にしてたら進まなくなった。

  • 東2法経図・6F開架:B1/1/2752/K

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