保健室経由、かねやま本館。7

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 73
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065341360

感想・レビュー・書評

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  • 児童書。シリーズ7作目。
    今回はかねやま本館で知り合いに出会すという初めての設定。
    自分の悩みや本音が湯気から浮かび上がるのを、知り合いに見られるのは気まずいだろうなぁ。
    前回に引き続き、華世子が蝶になって子ども達を新館に引きずり込もうとして…
    今までの作品と違い未完で終わっちゃったので、続きがとても気になる。
    次作が早く出ますように。

  • 本館にきたそれぞれの登場人物の立場からこんなことあったよな、誰でも一度はこんな気持ちになるよなと共感できました。続きが気になりすぎる終わりだったので、早く続編が出てほしいです!
    また、裏表紙も懐かしい人たちが描かれていて、手に取った時からワクワクした気持ちになりました。

  • 5.6年から。テラジ先輩のおかげで、どん底から這い上がった一平。だが、2人の心の底では深い悩みを抱えていて、それぞれかねやま本館に呼ばれる。
    掴みの華夜子を思わせる入りに心奪われ、一平の生い立ちやテラジ先輩の思いに感情移入させられ、一緒に叫びたくなるこの読書は本当に自分と向き合う読書で快感。続編を思わせる終わり方に待ちきれなくなること請け合い。

  • えっ!「続く」なのか!!まさかの「待て」をくらってしまった…!

    むしろ大人に刺さる7巻目。一平やアチャコがテラジのそのまんまを好きなようには、大人は誰かを好きになれないんだよ。逆もまた同じで、下心や忖度なしに好かれたりしない。先も知れてる。手には何も掴めてない。焦ったり、諦めたり、辛いことばっかりだ。テラジの父ちゃんみたいに。
    でも、だからこそ銀山先生は「今を見つめろ」「好きだって気持ちが一番大切」「決断したのは自分」だって言ってくれる。
    見失ったら、迷ったら、疲れたら、初心に戻って楽しめばいい。
    今一番欲しかった言葉だ。ありがとう。

  • このシリーズ大好きなので、7作目の主人公はどうかな~
    と、いきなりプロローグで、え゙…やっちゃったの??マジで⁉
    どきどきどきどき…
    どう終わらせるの⁉これ⁉

    続きはなるべく早めにお願いします

  • 巻数を追うごとに、凄みが増している。心が痛くなってしまうけど、とても面白い。大事なことを教えてくれる本。

  • 母に捨てられ荒れていた中学2年生の一平(イッペー)
    キックボクシングで頭角をあらわし、全国から注目される存在に

    しかし、もしも負けたらという〈恐れ〉が迫ってきて、気がつくとかねやま本館に呼ばれていた

    そこで出会った同じ中学2年のアチャコ、格闘技の世界を教えてくれた恩人のテラジ先輩

    2人の本音を聞いてまた心が乱れるイッペーを招待したのは……

      ──さあ、あなたも早く、早くおいで。

    「保健室経由、かねやま本館。」は第60回(2019年)講談社児童文学新人賞受賞作(応募作の名義は「松本めぐ」)

    2020年6月の単行本第1巻発刊と同時に大きな反響を呼び、第1〜3巻で第50回(2021年)児童文芸新人賞も受賞

    本書はシリーズ既刊6冊に続く最新作、2024年2月刊

      ──ひとりじゃない、みんないっしょだ。

    “いま、イチバン中学生を癒している”というシリーズ第8巻は2024年秋に刊行予定

    イッペーとテラジ先輩の運命は……

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著者プロフィール

1985年生まれ。東京都出身。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。『保健室経由、かねやま本館。』で第60回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同シリーズ1~3巻で第50回児童文芸新人賞を受賞。アンソロジー短編集『1話10分 謎解きホームルーム』(新星出版社)4、5巻にも作品が収録されている。そのほかの作品に、『おはなしサイエンス 宇宙の未来 パパが宇宙へ行くなんて!』(講談社)がある。

「2023年 『保健室経由、かねやま本館。6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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