アンナ・コムネナ 5 (星海社COMICS)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065345368

作品紹介・あらすじ

西洋中世唯一の女性歴史家、ビザンツ皇女アンナ・コムネナの数奇な運命を描くフルカラー漫画!*「ツイ4」にて連載中

感想・レビュー・書評

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  • 成長した皇女たちに降りかかる理不尽。信念と知性と学問で互いを守り、男たちに立ち向かう闘いが気高く描かれている。史実だけに結末は解っているが、アンナの苦しみが辛い。アンナ...そのペンでどうかあなたが救われて下さい。次巻が遂に最終巻。

    離婚が困難なキリスト教社会、プラス、ゴリゴリ家父長制の中世皇室で、レイプしてくる夫に離婚をつきつけて女性を守った皇女たちが凄いし、一方離婚禁止法がゴリ押しされている現代日本はどうなっているのか。才あっても女性というだけで皇帝になれない理不尽とかどこかの国で聞いた話。

  • アンナ自身も、周囲も、家族が増えたり、亡くなったり。また皇帝たる父のまわりで、政治や軍事を語り、女性の地位向上をはかり、ついには戦場にも同行し。しかし、姉弟関係は悪化の一方で、ついには公衆の面前で姉へ異端の疑いをかけることで決定的に。史実だからどうなるかはわかっているのだけれど、それでも目がはなせない、まだ息のある父から印章を奪い、即位した弟をぜったいに潰すと誓ったアンナの行く先を。

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著者プロフィール

俳優・演出家・古代ギリシア音楽家・作家。北海道出身。国際基督教大学卒業。首都大学東京大学院博士前期課程中退。西洋古典学を専攻し、ギリシア悲劇を研究する。座・高円寺劇場創造アカデミー演出コース修了。著書に漫画『うたえ!エーリンナ』(星海社)、小説『百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い』『百島王国物語 竜騎手の反逆』(星海社)がある。

「2023年 『アンナ・コムネナ 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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